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伊勢崎市の公共施設のこれから

  • 2017年1月31日更新

伊勢崎市公共施設等総合管理計画

日本全国の公共施設やインフラは、その多くが都市化の進展や経済成長とともに一定期間の中で集中的に整備されてきました。これらの公共施設やインフラは建築後50年から60年が経過し、老朽化が進んでいます。そのため近い将来一斉に大規模改修や建て替えなどの時期を迎え、それらに掛かる費用は膨大な財政負担となることが見込まれています。

本市でも、昭和50年代から昭和60年代にかけて、学校・市営住宅などの公共施設(以下、「公共施設(建物)」という。)や上下水道・橋りょうなどのインフラを集中的に整備してきました。しかし、これらの多くも、老朽化が進んでおり、近い将来一斉に大規模改修や建て替えなどの時期を迎えるものと見込まれています。

そのため、特に財政面では高齢社会への移行に伴う社会保障関係費の増加に加え、これらの公共施設等に関する集中的な更新費への対策が急務となっています。また、市民ニーズや地域事情の変化に伴う市全体としての公共施設等の需給バランスや配置などについても課題となっており、今後とも安全で持続的な市民サービスを確保・提供していくためには、環境の変化に対応しながら、公共施設等の効果的効率的な整備及び管理運営を実現していくことが必要です。

こうしたことから、本市における公共施設等について、全体を把握するとともに、現状や将来にわたる課題などを客観的に整理し、長期的な視点を持って総合的かつ計画的に管理するため、平成28年8月に伊勢崎市公共施設等総合管理計画を策定しました。

厳しい財政状況が続く一方、今後ますます建物の老朽化が進んでいくなか、この計画に沿い、これからの本市の公共施設等の整備及び管理についてしっかりと対応していきます。

本市の現状

施設状況

本市の公共施設(建物)の整備状況は、平成27年度末において、515施設、延床面積の合計は73万平方メートルです。

施設区分別延床面積の割合

施設区分別にみると、延床面積では学校が27万平方メートルと全体の約38%を占め、次いで市営住宅が14万平方メートルと全体の約20%を占めており、学校と市営住宅の延床面積を合わせると全体の半分以上となっています。

施設区分別延床面積円グラフ

建築年度別延床面積

建築年度別の整備状況では、昭和50年度から昭和60年度にかけて、文化会館や市民体育館など多くの公共施設(建物)が集中的に整備されてきましたが、その後も概ね平成12年度までの間、市民病院など比較的多くの建設、建て替えが進められてきました。建築後の経過年数をみると、大規模改修が必要な時期の目安とされる建築後30年を経過した建物が34万平方メートルと全体の47%を占めています。また、平成12年度までに建築された建物の延床面積は63万平方メートルとなり、全体の86%を占めています。

建築年度別延床面積棒グラフ

財政状況

歳入

普通会計における本市の歳入総額は、平成18年度から平成27年度まで、概ね増加傾向となっています。また、国や県から交付される財源や借金などにあたる依存財源の比率をみると、平成18年度から平成20年度までは30%台で推移していましたが、平成21年度以降は40%台で推移しています。

歳入棒グラフ

歳出

普通会計における本市の歳出総額は、平成18年度に622億円でしたが、以降増加傾向が続き、平成27年度には786億円になっています。歳出全体に占める義務的経費の比率が50%前後の状況が続いています。

歳出棒グラフ

公共施設等の将来更新費と財政の見込み

総務省の試算方式で将来必要な更新費用を試算すると、現在の規模のまま大規模改修及び建て替えを定期的に実施した場合、平成28年度から平成57年度までの30年間で、公共施設(建物)やインフラなどの更新に必要な費用は、普通会計分で、総額3,616.4億円(内訳:建物2,333.6億円、道路1,119.0億円、橋りょう163.8億円)となり、年平均120.5億円という結果となりました。 

これに対して、本市が今後の公共施設等の更新に投入できる更新可能額は年平均で92.0億円という試算になり、年平均28.5億円の更新費が不足します。

公共施設等の将来更新費と財政見込み棒グラフ 

これからの公共施設の管理について

本市は、合併前の旧市町村でそれぞれ所有していた公共施設等をそのまま継続して維持、所有してきました。これらのうち公共施設(建物)は大規模改修の目安となる築30年以上経過した建物が多いことから、概ね10年程度の間に大規模改修が集中します。その後は築30年を超えた建物の建て替えが増加して、概ね30年後に建て替えのピークを迎えるものと考えられるため、今後の更新費への対応が課題となっています。
このような厳しい状況を乗り越えるために、次のような基本認識を持ち、公共施設等の適正な管理・運営に努めていくことで、市民サービスの維持を図ります。

基本認識

  • 少子高齢化に伴う扶助費などの義務的経費の増大が見込まれるなか、社会ニーズの変化や適正な施設規模を十分見極める必要があります。
  • 地域拠点のポテンシャルを維持しつつ、各地域に必要な機能の見直しを行い、施設関連経費の縮減を基本としながら総量の適正化を図る必要があります。
  • 未利用施設などが生じた場合、これら施設の転用利用を積極的に行うとともに、余剰となった施設の廃止及び除却を進める必要があります。
  • 各施設の更新時には、他の施設との統合や複合化を進める必要があります。
  • 大規模改修の際には、安全確保を優先しつつ、改修費の縮減を検討する必要があります。
  • 市全体の公共施設等の最適化を実効性のあるものとするため、各施設の更新や統廃合・複合化などの実行計画を立案するとともに、全庁的な取り組み体制を構築し、計画的な維持更新を進めていく必要があります。

基本的な考え方と取り組み

伊勢崎市公共施設等総合管理計画では、「公共施設等の総合的かつ計画的な管理運営の実現」を計画の目的とし、その実現に向けて「総量の適正化」、「長寿命化の推進」、「効率的な管理・有効活用」の3つを基本的な取り組みとしています。これらを踏まえながら今後、個別具体的な取り組みを進めます。

これからの施設管理のイメージ図
 

総量の適正化

総量の適正化として、人口動態や社会情勢、社会ニーズの変化などを踏まえ、公共施設等の規模の最適化を推進し、特に更新時にあたっては統廃合・複合化を検討に取り組みます。

長寿命化の推進

長寿命化の推進として、的確な点検・診断の実施により予防保全を推進し、公共施設等の安全確保を図るとともに長寿命化に取り組みます。特に公共施設(建物)については、耐震化も含め、安全確保を優先しながらも、長期の利用が可能になるよう、必要な施策を講じます。また、長期的視点からライフサイクルコストの縮減を検討することとし、特に大規模改修の際には、長寿命化に必要な構造や機能設備を備えた改修を実施し、ライフサイクルコストの縮減を図ります。

効率的な管理・有効活用

効率的な管理・有効活用として、民間活力の活用や広域的な連携を進めるなど、公共施設等の総合的効率的な管理運営を進めるとともに効果的な資産活用による新たな財源の確保に取り組みます。
そのため、今後の資産活用においては、売却や貸付も含めた公有財産の有効活用を進め、特に未利用地や施設の統廃合、複合化により生じる余剰地は、転用や売却を進めます。また、公共施設(建物)、道路、橋りょうをはじめとする、あらゆる公共施設等に関する管理運営コストの縮減を図り、更新費確保に向けた財源とします。

これら3つの取り組みを進めていくためには、将来にわたり持続可能な公共施設等のマネジメントの確立及び確実な実行が必要となるため、行財政改革・政策立案・財産管理の各所管部署と公共施設等の各所管部署の連携を中核とした、全庁的な推進体制の構築を進めます。

特に公共施設等の更新や統廃合・複合化の事業化にあたっては、その利活用方針や優先順位の決定について、部門横断的な組織体において協議、決定する仕組みを構築します。そのため、公共施設等のマネジメントに関連する部署の組織強化を図るとともに、個々の施設の長寿命化や適切な維持保全の推進に関する施設責任者の意見・提案を的確に把握し、反映する方策を検討します。

以上を踏まえ、基本的には現状機能の実質的な確保を図りながらも、今後の本市の財政動向及び社会環境の変化を見据え、公共施設等の適正で安定的な管理運営の実現を目指します。

平成27年の市民意識調査で公共施設についてのアンケートを実施しました

伊勢崎市公共施設等総合管理計画の策定に伴い、平成27年7月から8月に市民意識調査を行いました。ご協力ありがとうございました。

  • 調査対象者=伊勢崎市内に在住する満20歳以上の人
  • サンプル数=2,000人
  • 有効回答数=715人
  • 有効回答率=35.8%

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総務部 管財課
電話番号:0270-27-2703(管財係),2704(車両係) ファクス番号:0270-23-9800
メールアドレス:kanzai@city.isesaki.lg.jp

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