地球温暖化とその影響

地球温暖化とは

地球温暖化の仕組みが描かれたイラスト

出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト

私たちの地球の表面は、太陽からの熱が海や陸に届くことによって暖められています。暖められた熱の一部は赤外線として宇宙に放出される一方、大気により一部の熱は保たれ、地球の平均気温は生物の生息に適した14度前後になっています。

しかし、人間の経済活動が特に活発になる18世紀の産業革命以降、石油や石炭などの化石燃料を大量に燃やして使用することで、大気中の二酸化炭素の濃度が急激に増え、地表からの熱の吸収が増加した結果、地球の平均気温が上昇しています。この現象を地球温暖化といい、地球上の生命全体に関わる大きな環境問題の一つになっています。特に暖める役割の強い二酸化炭素のほか、水蒸気、メタン、一酸化二窒素、フロンなどを温室効果ガスと呼んでいます。

温室効果ガスのうち二酸化炭素の大気中の世界平均濃度は、産業革命の始まった頃は約280ppm(パーツ・パー・ミリオン)でしたが、18世紀半ばから上昇を続け、2019年(令和元年)には約48%増加し、410.5ppm(パーツ・パー・ミリオン)となっています。

温暖化による気温上昇が描かれたイラスト

出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、観測事実として1880年から2012年(平成24年)で世界の平均地上気温は0.85度上昇し、最近30年の各10年間の世界の平均地上気温は、1850年以降のどの10年間よりも高温と報告されています。

また、今世紀末(2100年)までの世界の平均地上気温は、複数の予測シナリオに応じて1986年(昭和61年)から2005年(平成17年)の年平均値を0.0度とすると、0.3度~4.8度である可能性が高いと予測されています。

温室効果ガスの種類

「地球温暖化対策の推進に関する法律」(平成10年10月9日号外法律第117号)では、次の7種類の温室効果ガスが指定されています。

7種類の温室効果ガス一覧
種類 地球温暖化係数 主な発生源
二酸化炭素(CO2)

1

電気の使用、化石燃料の消費等
メタン(CH4)

25

家畜の腸内発酵、排水処理等
一酸化二窒素(N2O) 298 化石燃料の消費、肥料、排水処理等
ハイドロフルオロカーボン類(HFCs) 12~14,800 冷蔵庫・エアコン・噴霧器・消火器の使用・廃棄時等
パーフルオロカーボン類(PFCs) 7,390~17,340 半導体の製造時等
六ふっ化硫黄(SF6) 22,800 電気の絶縁体等
三ふっ化窒素(NF3) 17,200 NF3の製造、半導体の製造

地球温暖化の影響

地球温暖化が私たちの生活に及ぼす影響については、国内でも様々な形で既に現れており、今後も影響は大きくなると言われています。

農業分野での影響と予測

農業は、気候変動の影響を特に受けやすく、米の品質低下、野菜の生育障害や果樹の着色不良などが確認されており、今後21世紀末までには米の収量は減少に転じ、果樹の栽培適地は変化していくものと予測されています。

自然災害分野での影響と予測

近年では異常豪雨の発生頻度の増加により、河川の堤防の決壊や氾濫による水害が各地で発生しており、大量の土砂や流木を含む洪水により、周辺地域には甚大な被害が発生しています。総降雨量の大きい豪雨や数時間続く高降雨強度の豪雨の発生頻度の増加による土砂災害の激甚化が将来予想され、土砂災害の発生形態そのものの変化も懸念されています。

健康分野での影響と予測

人の健康に及ぼす影響として、熱中症による死亡者数の増加や感染症媒介生物の生息域の拡大があげられています。気温の上昇は、熱ストレスによる死亡リスクを高め、死亡者の増加や感染症媒介生物の生息域のさらなる拡大の可能性があるとされています。

地球温暖化の影響は、ほかにも森林・林業、水産業、水環境・水資源、自然生態系、産業・経済活動など既に様々な分野で影響が出ており、今後も地球温暖化が進むと深刻な影響がもたらされると指摘されています。このため、地球温暖化による対策としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量の抑制などを行う「緩和策」だけでなく、既に出ている影響または予測されている影響に対し、前もって対策を講ずることによって被害を防止・軽減させる「適応策」を進めることが求められています。

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更新日:2021年07月26日