令和3年2月定例記者会見

更新日:2021年02月04日

定例記者会見の説明要旨と資料を掲載します。

第13回新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催結果

伊勢崎市ICT推進基本方針(案)のパブリックコメント手続の実施

社会全体のデジタル化に向けた動きが一層加速するなか、新たに創出されるICTの活用による行政の効率化と市民サービスの向上を組織全体で取り組むため、本市におけるICT利活用に関する方針を策定するものです。
本市の総合計画で示す将来都市像の実現をICT利活用の観点から推進していくために、本方針(案)は、3つの基本的な考え方を柱としています。
1つ目が「行政内部のICT推進」として、持続可能な行政経営のため、ICT活用による行政事務の効率化・高度化を推進します。
2つ目が「市民との接点のICT推進」として、誰もが便利で快適さが実感できる市民目線に立ったICT導入を実施します。
3つ目が「ICT活用における信頼性の確保」として、市が保有する個人情報などの重要な情報資産を適正に管理するため、情報セキュリティ対策を講じます。
今後、展開する各種施策の実施段階において、本方針(案)に沿った最適なICTを柔軟に採用したいと考えています。
なお、パブリックコメント手続の実施に際しては、広報いせさき2月1日号において周知を行い、また、令和3年2月3日(水曜日)より、情報コーナーや市のホームページにて資料を公表します。

スマートフォンアプリを利用した収納サービスの開始

本市では、新たな非接触型の収納サービスを令和3年3月1日(月曜日)から開始する予定であり、現在準備を進めています。
本サービスの開始により、外出することなく、自宅から時間帯を問わず、市税などの納付が可能となり、納付者の利便性の向上が期待されます。
本サービスに関して、開始するアプリサービスの名称、納付方法及び対象となる税金や料金は資料に記載されているとおりです。納付にかかる利用者の手数料負担はありません。
なお、アプリサービス内での決済方法なので、領収証書の発行がありません。
また、県内の導入状況ですが、群馬県、前橋市、高崎市をはじめとした8市15町村で運用が開始されているところです。
非接触型の納付方法であることから、今般の新型コロナウイルス感染症の感染防止対策にも十分な役割を果たせるものと考えています。簡単な操作で市税などの納付ができるので、ぜひご利用いただきたいと考えています。

「いせさきの飲食店を食べて!応援!キャンペーン」の実施

市内の飲食店は現在、新型コロナウイルスの影響による営業自粛要請などもあり、大きな打撃を受けています。その影響は、仕入れ先や卸業者、さらには、その先にいる畜産農家や農産物生産者にまで及んでいます。市民の皆様には、我慢を強いることが多く、閉塞感を抱かれているものと思われます。
本市では、飲食店に対しては、助成金などの直接的支援だけでなく、市のホームページにて、テイクアウトができる飲食店を紹介したり、県のGTOプロジェクトに賛同し、職員向け弁当販売に協力したりしてまいりました。
また、市内の各事業所においても、同様の弁当購入などをいただいていると聞いています。

しかし、こうしたテイクアウト店の紹介は、商工会議所や商工会などの団体や民間団体などがそれぞれ実施しており、重複する店舗が多くありました。
また、各事業所での弁当販売も、新たな飲食店を次々に発掘することは難しいかと思われます。

そこで、こうした一連の飲食店支援策を実施している団体と連携して新たに一本化したのが、「いせさきの飲食店を食べて!応援!キャンペーン」です。
デリバリーを中心に、テイクアウトや少人数でのイートインができる飲食店を、ホームページやSNSで紹介するものです。さらには、こちらの情報を事業所での昼食などの共同購入のきっかけにしていただこうと、商工団体と協力して、多くの事業者へも直接提案していこうというものです。
伊勢崎市の持続する未来のために、関係者が一丸となって、得意分野を生かし、苦手分野を補って築く、共生事業の一端と考えています。

このキャンペーンは、市内に数多くある飲食店の美味しい食事や弁当、それを支える生産者の努力、まきばプロジェクトの持つ飲食店などのネットワークや実行力、そして、商工団体の持つ事業者とのつながり、こうした各々が得意とする資源を一つにまとめ、事業所や一般家庭での食事機会につなげていこうという取り組みです。
実際、市役所においての弁当販売は、令和2年5月から令和3年1月までに、54回実施しました。注文した店舗は、40店、のべ83店にのぼり、売上総額は670万円を超えているところです。
飲食店の売り上げという貢献もあろうかと思いますが、職員から話を聞きますと、メニューが職場で明るい話題として取り上げられたり、家族で同じ店舗に出かけたり、コロナ禍が収まった折には懇親会に使おうという案が出ていたりして、注文する側にとってもコミュニケーションの促進という効果が出ています。
本市としては、飲食店の情報と美味しい食事や弁当により、売り上げ効果はもちろん、関係する多くの皆様に、たくさんの笑顔が生まれることを期待しているところです。
そして、飲食店や生産者の皆様の笑顔、職場や家庭で生まれる笑顔、こうした皆様の笑顔が、「笑顔の連鎖」に繋がっていくものと考えています。

伊勢崎市学校教育情報化推進計画

本計画は、子供たちや保護者、教員、地域にとっても、持続的で魅力ある「令和のいせさき型学校教育」の実現のため、教育委員会がビジョンを明確に持ち、基本的な考えと進むべき方向性を明らかにするとともに、具体的な取組を着実に進めていくために策定しました。
本計画に基づき、主体的、対話的で深い学びの視点から、子供たちや教員によるICTの積極的、効果的な活用を推進します。
また、教員の働き方改革の推進や情報セキュリティの向上、家庭や地域との連携という視点も含めた学校教育全体の情報化を進めます。
本計画の特色は、国のGIGA(ギガ)スクール構想を受けて、これまで積み上げてきた教育実践と、最先端のICT環境を結び付けることで、主体的・対話的で深い学びをより一層推進し、未来を切り拓く志と、たくましい行動力をもった自律的な学び手を育成するため、「いせさきGIGAAL(ギガール)スクール構想」を策定したことです。この構想では、加速化する情報化の中で、教育の本質を見失うことなく、段階的に取り組めるよう、4つのステップを設定しています。
また、教育研究所の実践的な研究など、構想実現のために学校を支える手立ても設定しています。
その他、ICT環境整備の方向性、教科指導や特別支援教育におけるICT活用推進、校務の情報化推進などの内容が含まれています。

学校生活調査の実施

伊勢崎市教育委員会では、児童生徒の良好な人間関係を形成し、学び合う集団づくりを推進していくために、全ての小中学校の小学校3年生から中学校3年生までを対象として、hiper-QU(ハイパーキューユー)という学校生活調査を実施しました。
この調査の実施により、学校生活における児童生徒の意欲や満足度、学級の様子を的確に捉え、不安や悩みを抱える児童生徒にきめ細かな対応が行えるようになりました。教職員による日常生活や授業における、個々の児童生徒や学級の様子の把握に加え、客観的なデータや科学的な根拠に基づいた意図的、計画的な指導が可能となり、児童生徒の不安や不満の要因など、これまで漠然としていたものが、具体的に分かるようになりました。児童生徒一人ひとりの違いを把握し、クラスごとの特徴を踏まえたより丁寧な指導が行え、教師が経験値に左右されることなく、自信を持った指導が行えています。誰に、どのような支援をしたら良いかなど、具体的な指導の視点が明確になり、学校生活調査結果の活用に、学校は手応えを感じています。
学校生活調査の活用を通して、全ての児童生徒が、「学校が楽しい、学校に行きたい、 授業が楽しい」と感じられるようになり、不登校対策や学力向上にも効果があると考えています。人と人との温かい絆をより一層育み、居心地のよい学級づくりに努めます。
新型コロナウイルス感染症のような社会を取り巻く環境の急激な変化があったとしても、この学校生活調査は、児童生徒一人ひとりの内面を理解し、個に応じた適切な支援を行う上で、とても有効であると考えています。

田島弥平氏の紹介動画配信

本市では、「PICK UP! いせさき人」と題し、本市出身の先人及び偉人を紹介する動画を制作し、市のホームページなどで配信しています。
今回は、富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産として、世界文化遺産に登録されている田島弥平旧宅の当時の当主である田島弥平氏を取り上げるものです。
田島弥平氏は、1822年(文政5年)に現在の伊勢崎市境島村で生まれました。1872年(明治5年)に養蚕新論を発表するなど、養蚕についての数多くの研究に尽力し、養蚕業に革新をもたらした功績は多大であり、近代絹産業の発展に寄与された人物です。
また、現在の深谷市出身で、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一氏とは、養蚕に関する株式会社設立時や宮中養蚕奉仕の際に大きく関わりを持っていたことから、令和3年2月14日(日曜日)から放送開始となるNHKの大河ドラマ「青天を衝け」の開始にあわせ、田島弥平氏の紹介動画を配信します。田島弥平氏の偉大な功績を動画配信により幅広く紹介していくことで、本市の魅力を高める機運につなげるものです。
なお、動画内の音楽は、本市出身のピアニスト兼作曲家の児島 響(こじま ひびき)氏が担当し、本動画をイメージされ書き下ろした楽曲を使用しています。

この記事に関するお問い合わせ先

企画部広報課 報道広聴係
〒372-8501 群馬県伊勢崎市今泉町二丁目410番地 伊勢崎市役所東館4階
電話番号 0270-27-2711
ファクス番号 0270-23-9800

メールでのお問い合わせはこちら