子宮頸がん検診
子宮頸がん検診を受ける際の注意
検診を受ける際は次のページを確認してください。
子宮頸がんとは
子宮は女性の骨盤内にある臓器であり、妊娠した時に胎児を育てる器官です。
子宮がんには子宮の体部にできる子宮体がんと子宮の入り口にできる子宮頸がんがあります。大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態を経てからがんになります。
早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。子宮頸がんにかかる人は、20歳代後半から急増し、全国では年間1万人以上の人が子宮頸がんと診断されています。
原因
子宮頸がんの発症には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは性交渉で感染することが知られています。女性の過半数はHPVに感染する機会があるとされています。しかし、多くの場合、感染しても免疫によって排除されます。感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や、子宮頸がんが発生すると考えられています。また、喫煙により、子宮頸がん発生の危険性が高まります。
症状
がんになる前の状態であるCINやAISの時期には症状がなく、おりものや出血、痛みもありません。
進行すると…
進行すると以下のような症状がみられる場合があります。
- 月経中でない時や性交時の出血
- においを伴う濃い茶色や膿のようなおりもの
- 水っぽいおりものや粘液が多く出る など
さらに進行すると…
さらに進行すると以下のような症状がみられる場合があります。
- 多量の出血
- 骨盤や下腹部、腰の痛み
- 尿や便に血が混じる
- 下肢のむくみ など
気になる症状があるときは、ためらわずに婦人科を受診しましょう。
群馬県立がんセンターで実施したアンケートより
- 子宮頸がんの一歩手前の状態で発見された患者さんの約75%は、2年に1回検診を受けていました。
- がんが進行した状態で発見された子宮頸がん患者さんの78.3%は、検診を2年以上受けていませんでした。
定期的に検診を受けましょう
検診の内容
問診・診察・子宮頸部細胞診

問診では、不正性器出血などの症状の有無、妊娠および分娩歴、月経の症状、過去の検診受診歴などを確認します。
子宮頸部細胞診ではやわらかいブラシ等を挿入し、子宮頸部の細胞をこすり取る検査です。採った細胞は顕微鏡で検査します。
検診の手順
- ショーツを脱ぎ、診察台(椅子)に上がります。
- 合図がありましたら、足元が開きます。診察台が動きますが、体に力が入っていると、痛みを強く感じやすかったり検査しにくい場合があります。体の力を抜きリラックスしましょう。
- 診察では医師が子宮の入り口をみえるようにする器具(膣鏡)を膣に挿入し、おりものの状態や炎症の有無を確認します。
- 子宮頸部細胞診では、医師がやわらかいブラシを膣内に挿入し、子宮入り口の粘膜をとります。
伊勢崎市の子宮頸がん検診
対象者に令和7年4月上旬に「令和7年度 伊勢崎市がん検診等受診券在中」の案内を個人通知しました。通知の届かない人、転入した人は、保健センターへ連絡してください。
対象者
20歳以上の市民
(注意)令和8年3月31日時点での年齢です。
検診の受け方
医療機関で受ける(個別検診)
令和7年5月1日(木曜日)~12月27日(土曜日)
指定医療機関で行う検診です。直接医療機関に予約をしてから受けてください。
自己負担金は1,000円です。
集団会場で受ける(集団検診)
令和7年8月~11月
公民館や保健センターで行う検診車(バス)での検診です(ハガキ申し込みが必要)。
自己負担金は500円です。
(注意)令和7年4月1日より、保健センターが1か所に変更になりました。今まで、赤堀・あずま・境の保健センターで実施していた検診は、各地区公民館へ変更となります。
以下に該当する人は、自己負担金が無料になります
- がんの発症が多い年代の受診促進のため、令和8年3月31日現在の年齢が21歳・26歳・31歳・36歳・41歳の人は自己負担金が無料になります。対象年齢の人には、受診券に【★無料対象★】の印字がされています。
- 70歳以上の人
- 市民税非課税世帯(世帯全員)の人、生活保護世帯の人で自己負担金免除申請をした人
(詳しくは、関連リンク「各種検診等自己負担金免除申請」を確認してください)
検診時の持ち物
- 令和7年度 がん検診等受診券シート
- 自己負担金
- 〈集団検診の場合〉郵送された受診票、着替えのしやすい服装(スカート)
- 〈個別検診の場合〉保険証
(注意) 受診券シートを紛失してしまった場合は、以下の再発行申請フォームから申し込んでください。
がん検診等受診券シート再発行申請フォーム(外部サイトに移動します)
検診時の注意事項
- 月経でない日の検診をおすすめします。また、入口の細胞をこすり取るため、検診後に出血することがあります。
- 個別検診で、医師の判断によりエコーなどを実施した場合は保険診療となります。
- 治療中や経過観察中の人は、検診受診について主治医に相談してください。
- 妊娠中の人は妊婦健診に含まれていますので主治医に相談してください。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
健康推進部保健センター(新保健センター)
〒372-0048 伊勢崎市大手町18番1号
電話番号 0270-27-6290
ファクス番号 0270-27-6297
更新日:2025年03月31日