RSウイルス感染症

更新日:2024年09月03日

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていましたが、2021年以降は春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークを迎えます。1歳までに半数以上が、2歳までにはほとんどすべての子どもが感染し、その後も一生のうちに何度も感染を繰り返すとされています。RSウイルス感染症に特効薬はなく、治療は安静と症状にあわせた対症療法が中心となります。

主な症状

通常、RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て、発熱や鼻汁などの症状が数日間続きます。多くは軽症で自然に回復しますが、ときには細気管支炎や肺炎など重い症状となることがあります。1歳未満の乳児や、低出生体重児、心臓や肺、神経、筋肉などに基礎疾患がある子ども、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患がある高齢者は重症化することがあり、特に、生後6か月未満の乳児が初めて感染したときは重症化しやすいとされ、注意が必要です。呼吸が苦しそう、食事や水分が摂取できないときなどは、早めに医療機関を受診しましょう。

感染経路

RSウイルスに感染している人との直接の接触や、感染者が触れたことによりウイルスがついた物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップなど)を触ったり、なめたりすることで感染する接触感染と、RSウイルスに感染した人の咳やくしゃみ、会話などをした際に口から飛び散るしぶきを吸い込むことにより感染する飛沫感染があります。

感染予防のポイント

  • 流水と石けんでの手洗い
  • アルコールによる手指消毒
  • 子どもが日常的に触れるおもちゃや手すりなどは、アルコールや塩素系消毒剤での消毒
  • 鼻汁や咳などのかぜ症状がある場合は、マスクの着用と咳エチケット

60歳以上の人が接種するワクチンや、生まれてくる子どもの予防を目的に妊婦が接種するワクチンがあります。任意接種のため、接種費用は自己負担です。接種を希望する場合は、かかりつけ医にご相談ください。

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