平成29年4月定例記者会見

更新日:2018年02月01日

定例記者会見の説明要旨と資料を掲載します。

第2次伊勢崎市総合計画 前期基本計画 実施計画(平成29年度版)の策定について

 「第2次総合計画」は、平成27年度から平成36年度までの10年間を計画期間として策定し、平成27年度から平成31年度までの5年間は「前期基本計画」に基づくまちづくりを進めていきます。この「前期基本計画」を計画的かつ効率的に推進するために、平成29年度から平成31年度までの3年間の具体的な事業計画を定めたものが、今回策定した「実施計画」です。

 実施計画は、社会経済情勢の変化や財政状況の見通し、市民ニーズの変化や事業の実施効果などを踏まえ、毎年度見直しを図ります。また、市民意識調査による施策の評価やまちづくりの指標の進捗状況の進行管理を行っていきます。

 なお、本実施計画は、市ホームページ、本庁・各支所の市民情報コーナーで公表しています。

平成29年度伊勢崎市婚活支援事業補助金について

 少子化の要因である未婚化および晩婚化に対する取り組みとして、独身の男女が本市で出会い、生活の基盤を築くことを促進するため、結婚を前提とした健全な出会いの場を提供する事業(婚活支援事業)に対して補助金を交付します。昨年度から実施しており、本年度も引き続き実施します。 つきましては、本補助金を交付するに当たり、婚活支援事業を行う団体を募集します。

 補助対象となる事業の概要は、

  • 市内の地域資源を活用し、主に市内で実施するもの
  • 20歳以上の独身の男女を対象として公募するもので、おおむね男女各10人以上の参加を見込むもの
  • 参加者から参加費を徴収するもの

 などの条件を満たす事業とし、本年度末までに完了するものです。 次に、募集団体の概要は、

  • 市内に在住または在勤・在学の3人以上で構成されている団体
  • 市内に事務所があり、主に市内で活動している団体
  • 組織や運営に関する規約などに基づいて活動している団体

 などの条件を満たす団体が対象となります。 補助対象となる経費は、会場使用料やチラシの作成代など、婚活支援事業の実施に要するものです。

 補助金額は、補助対象経費から参加費を控除した額で、1事業につき10万円を限度とします。同一年度における1団体当たりの補助金の交付限度額は20万円です。なお、本年度の補助金の総額は50万円です。 募集期間は、平成29年4月3日(月曜日)~5月31日(水曜日)までです。

 応募方法については、5月31日(水曜日)までに、所定の企画提案書を作成し、企画調整課に提出してもらいます。企画提案書の様式や補助金交付についての資料は、企画調整課にあります。また、市ホームページからダウンロードすることもできます。

 なお、提出された企画提案書を基に審査を行い、婚活支援事業を行う団体の選定をします。 

広報紙配信アプリ「マチイロ」の導入について

 広報紙配信アプリ「マチイロ」は、自治体の広報紙などを無料で配信・ダウンロードできるスマートフォンやタブレット端末用のアプリケーションです。利用登録をした人に対して、指定日に広報紙が配信され、スマートフォンなどを使って広報紙を簡単に閲覧することができます。 アプリの運用は福岡県福岡市にある株式会社ホープで、すでに3月に協定を結び、広報いせさき4月1日号から配信を開始するとともに、平成28年度分の広報紙からダウンロードできるようになっています。

 このアプリにより、平成29年3月現在、全国約500自治体が広報紙などを配信しており、県内では沼田市、渋川市、富岡市、中之条町、千代田町、大泉町が導入済みです。 広報紙や議会だよりなどのPDFデータをアップロードするだけで、利用登録をした人に対して、指定日に広報紙が配信されます。

 無料プランを利用するため、市は「マチイロ」導入に当たって費用は掛からず、またアプリの利用・登録者についても、ダウンロードに要する通信費以外の費用は掛かりません。 導入に当たりましては、広報いせさき4月1日号および市ホームページ、FacebookTwitterで利用方法などについて周知していきます。

 「マチイロ」は、広報紙の発行日当日、アプリを通じて登録者に通知でお知らせする仕組みになっており、また市ホームページにアクセスすることなく、広報紙を読むことができるようになることから、従来の紙の広報紙に加え、「マチイロ」による広報紙閲覧の機会を増やし、情報発信の充実に努めます。

骨髄移植ドナー支援事業の開始について

骨髄抹消血幹細胞移植は、白血病や再生不良性貧血などの血液難病に有効な治療法とされており、その治療を普及させていくため、公益財団法人日本骨髄バンクが主体として骨髄バンク事業を推進しています。伊勢崎市においても、骨髄ドナー数を増やし骨髄移植の推進を目的に、骨髄提供者等に対し助成金を交付する支援事業を開始します。

 開始日は、平成29年4月1日からの対象者に対し実施します。対象者は、骨髄等の提供を行った日、または骨髄等の提供が中止になった場合は、最終同意をした日に、本市に住民登録がある人で、ドナー休暇制度を設けている企業や団体などに勤務等していない人。さらには、本市以外の地方公共団体などからの同種同類の助成金等を受けてなく、市税の滞納がない人です。

 助成対象となる項目は、骨髄等の提供に係る健康診断や自己血貯血、骨髄等の採取、その他、骨髄バンク又は医療機関が必要と認める通院や入院等です。助成金額については、助成対象となる項目に伴う通院や入院に要した日数、1日につき2万円とし、7日を上限とします。

 骨髄または抹消血幹細胞を提供するためには、骨髄採取など、7日間程度の通院や入院が必要です。骨髄ドナー休暇制度のない企業に働く人や、自営業の人などの経済的負担を軽減させ、骨髄ドナー移植の増加に繋げるため、助成金を交付し支援を行っていきます。

ロタウイルス予防接種費用助成事業の開始について

 ロタウイルス予防接種は、ロタウイルスによって発症する急性胃腸炎予防に有効とされるワクチンで、ロタウイルス胃腸炎は、主に0歳~2歳児を中心に発症し、5歳までにほぼ全ての子どもが感染するといわれています。

 ワクチンは2種類あり、ともにシロップ状のものをスポイトで口の中に垂らす経口ワクチンであり、針を使用した注射と違い子どもが怖がることもなく受けやすいとされています。

 助成開始日は、平成29年4月1日からの接種分とします。対象者は、ロタリックスは、生後6週から24週0日まで、ロタテックは生後6週から32週0日までに接種した乳児の保護者です。 助成金額は、ロタリックスは、1回7,500円で2回まで、ロタテックは、1回5,000円で3回まで助成します。接種費用は医療機関により異なりますが、どちらのワクチンも総額おおよそ3万円の接種費用となっており、約半額の助成となります。2種類のロタウイルス予防接種は、それぞれ対象者や接種回数が異なりますが、どちらのワクチンも効果や安全性に違いはありません。

 助成の方法ですが、接種を希望する人は、市内の指定医療機関で予診票と申請書を記入し、接種後に接種費用から助成金額を差し引いた自己負担金額を医療機関に支払います。医療機関は、助成金額を市に請求し受け取ります。

 予防接種費用の助成を行うことで、接種に掛かる経済的負担を軽減し、より多くの子どもに接種してもらい、ロタウイルス胃腸炎の罹患や重症化、集団感染拡大を予防し、健康で安心した暮らしにつなげていきたいと考えています。

マイサポ事業(自立高齢者日常生活用具給付事業)の開始について

 伊勢崎市の高齢者が5万人を超える中で、その約8割は、介護保険を利用していない元気な高齢者です。その元気な高齢者が自分らしい在宅生活を続けていくことを応援する事業として日常生活用具給付事業(愛称マイサポ)を開始します。

 マイサポの名称は、高齢者の自助支援という意のマイサポートからつけています。具体的には、介護保険を利用していない人、あるいは要介護2以上の認定を受けていない人に対し、日常生活の便宜を図るシルバーカーや入浴補助用具等の現物支給を行います。日常徒歩圏域内での買い物などの外出支援にシルバーカーや入浴時の転倒予防等に活用してもらいます。

 この事業の推進に当たっては、通常窓口での給付申請に加え、新たに老老世帯等に関する調査(介護度1以下の80歳の在宅高齢者がいる老老世帯、日中独居世帯等、ひとり暮らしを対象に民生委員が各戸訪問)を実施し、地域の中で、真に見守りを必要とする高齢者の掘り起こしや本事業のニーズの喚起を図り、シニアの見守り体制の強化と自助支援を一体的に行う予定です。

住宅リフォーム助成事業の実施について

 市民の居住環境の向上と地域経済活性化策の一環として、平成29年度も引き続き住宅リフォーム助成事業を行います。
事業概要は、予算額が昨年度に比べ5000万円の増額となり、当初予算1億5000万円、補助率は対象工事費の30%、補助限度額20万円、最低工事費10万円です。

 申請の受付期間は、平成29年6月12日(月曜日)から7月14日(金曜日)までの平日25日間、また、受付開始に先立ちリフォーム工事に係る各種相談や申請書類の確認などを行う「申請者向け事前相談会」を5月8日(月曜日)から6月9日(金曜日)までの平日25日間行います。

 平成29年度は、住宅リフォーム助成事業は6年目を迎え、多くの市民や事業者に対して定着したものと考えていることから、昨年度から大きな変更をすることなく継続実施します。市内経済にとって高い経済効果が見込める本事業を推進していきます。

オープンガーデンいせさきについて

 平成25年4月に波志江沼環境ふれあい公園で行われた、「花と緑のぐんまづくり2013 in 伊勢崎」の開催をきっかけとして、草花や樹木などの園芸が好きでご自宅を公開しても良いという市民10名により、花の咲き誇る5月に第1回の「オープンガーデンいせさき」を開催しました。

 今年度で5回目の開催となり、23軒の方々がオープンガーデンに参加することとなりました。和風庭園や洋風庭園、ローズガーデンなど皆さんが丹精こめた個性豊かな庭を、多くの市民の皆様に見学してもらうため、散策マップを作成しましたので、この機会にぜひ「オープンガーデンいせさき」をご覧いただきたいと思います。

グリーンフェスタ2017「元気な街は緑がおいしい」について

 4月15日から5月14日までは「みどりの月間」です。そこで、5月3日と4日の2日間、「元気な街は緑がおいしい」をテーマに、毎年恒例のグリーンフェスタを開催し、市民参加による緑化運動を盛り上げ、緑化意識の高揚を図ります。

 日時は平成29年5月3日(水曜日)と4日(木曜日)の両祝日、ともに午前10時から午後3時で、場所は華蔵寺公園です。
主要な行事としては、3日に苗木の無償配布やコンテナガーデン教室、4日にはハンギングバスケット教室や小学生が参加できるマスのつかみどりなどを行います。そのほかの実施行事は別紙開催プログラムにまとめてありますが、ワンコイン寄せ植え教室や植木市、緑化相談などの緑に関するイベント、また、市民参加によるステージイベントや竹馬作りなど、家族そろって楽しめるイベントが多数ありますので、お誘い合わせのうえお越しください。

伊勢崎市消防本部訓練塔の完成について

 市民の生命・身体・財産を守る防災拠点施設として、建設を進めてきた消防本部訓練塔が、このたび関係各位のご理解とご協力のもと、3月下旬に完成しました。

 この訓練塔は、はしご車を利用した高層階からの救出訓練や、マンホール事故、傾斜地での救助活動を想定した訓練、連結送水管を利用した火災防御訓練など、多種多様な災害現場を想定した実戦的な活動訓練を行うことができます。

この訓練塔の完成を契機として、より一層の消防体制の充実強化を図るよう努めていきます。

 なお、平成29年4月20日(木曜日)午前10時から伊勢崎市議会議員、区長会役員、地元区長、近隣住民を対象に内覧会を実施します。

『教育新時代』伊勢崎学校教育構想2017について

 平成17年の市町村合併以来、これまで新市の学校教育の一体化を目指した教育を推進してきました。それから十余年が経過し、平成29年4月1日から、伊勢崎市教育委員会は、新制度による教育委員会に移行しました。

 また、次期学習要領の概要が示され、思考力・表現力を重視した主体的な学びや、小学校英語の導入、道徳の教科化などが、具体的に提言され新しい時代への教育が始まろうとしています。 そこで、これらの動向を踏まえるとともに、これまで培ってきた本市教育を一層発展させ、これからの10年先を見据えた構想を策定しました。

 学校教育構想2017として、

  • 思考力・表現力の学力向上や小学校英語週2コマの導入などによる「21世紀型学力向上プラン」
  • 子どもたちの自律心と社会性などの豊かな心の育成を目指した、「市民性育成プラン」
  • ふるさと伊勢崎への誇りを持ち世界に羽ばたく子どもを地域とともに育てる「地域と世界をつなぐ人材育成プラン」

の3つのプランを柱として、各学校がカリキュラムマネジメントを発揮し、学校、家庭、地域が同じ目標をもって、中学校区を中心とした地域全体で子ども達の教育を支える仕組みをつくります。そして、伊勢崎市の子供たちが、ふるさと伊勢崎の伝統文化と歴史に誇りをもち、グローバルな広い視野と高い志を持ち、よりよい未来を歩むことができるような教育を推進したいと考えています。

外国人児童生徒等教育のための『つながる・ひろがるISESAKIステップ』について

 伊勢崎市では、約1,000人を超える、外国につながりをもつ子どもたち(21ヶ国、18の言語)が就学しています。

 伊勢崎の未来を担う子どもたちが、国や母語にかかわらず、同じ教室で分かる喜び、できる楽しさを味わうことができるように、本市教育研究所の日本語教育研究班では、3つの指導ツール「日本語ステップ」「個別の指導計画」「初期指導プログラム:はじめの8歩」を作成しました。この指導ツールを市内各園・各校に配付し、外国につながりのある子どもの日本語指導に生かしていきます。

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