電波の影響について
電波は、テレビや携帯電話など様々な物に利用されており、私たちの生活にとって重要な役割を果たしています。
一方で、電波そのものについては、馴染みが薄く、不安に感じている人もいます。
そこで、私たちの生活環境における電波の影響について説明します。
電波とは
一般的には、3THz(テラヘルツ)以下の周波数の電磁波を電波といいます。
電磁波とは、電界と磁界が交互に発生しながら空間に電気エネルギーを伝える波のことです。
電磁波は、周波数によって、主に放射線、光、電波に分類されています。
電波の種類と発生源
電磁波は、電気エネルギーを伝える波なので、電気を使用すると電磁波が発生します。
電磁波の一種である電波は、周波数により、一般的には、高周波、中間周波、低周波に分けられます。
高周波の電波の発生源としては、携帯電話基地局、スマートフォン、電子レンジなど、中間周波の電波の発生源としては、IH調理器など、低周波の電波の発生源としては、送電線、掃除機などの家電製品があります。
私たちの生活環境には、電波を発生させる様々なものがあり、電波を利用して便利な生活を営んでいると言えます。
電波の人の健康への影響
一般的に、高周波の電波は、体温を上昇させる作用、低周波の電波は神経を刺激する作用があります。
しかし、こういった作用は、極めて強い電波を浴びたときに生じる作用であり、普段の生活環境の電波であれば、影響はないと言われています。
また、普段の生活環境で長期的に電波を浴びていても、健康影響があるとは考えられていません。
電波の人体への影響についての詳しい情報は、下記のリンクを確認してください。
(総務省)電波が人体に与える影響について(外部サイトに移動します)
電波の医療機器への影響
ペースメーカーなどの植込み型医療機器については、電波により誤作動が生じる可能性があります。
総務省が指針を定めていますので、詳しくは指針を確認してください。
(総務省)各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器等へ及ぼす影響を防止するための指針(外部サイトに移動します)
電波の安全性について
電波は目に見えず、感知できません。また、身近に存在するもののあまり馴染みがないため、不安に感じることもあるかもしれません。
しかし、電波の影響については、長い間世界中で研究されています。日本では、科学的な根拠に基づいて、電波防護指針が定められており、電波法により規制がなされています。
したがって、私たちの普段の生活において、電波の健康への影響を過度に心配する必要はないと言えます。
電波に関する信頼できる情報に基づいて判断することが大事です。
総務省では、様々な電波の安全性に関する取り組みについて、ホームページで情報提供しているほか、相談窓口も設置していますので、より詳しい情報は下記のリンクを確認してください。
この記事に関するお問い合わせ先
環境部環境政策課 環境企画係
〒372-0824 伊勢崎市柴町954番地 清掃リサイクルセンター21 管理棟2階事務室
電話番号 0270-27-2733
ファクス番号 0270-27-5388





更新日:2025年10月16日