赤堀歴史民俗資料館の出来事(令和元年度)
季節展「おひなさま」が始まりました(令和2年2月14日)
毎年恒例となりました資料館の春の風物詩、季節展おひなさまが始まりました。今年の展示では、皆様から寄贈いただきました雛人形と、市内旧森村家住宅の享保雛を、江戸時代後期、明治・大正時代から昭和初期、戦後から昭和30年代、昭和40年代以降に分けて展示しています。ご自身の生まれた頃や、親世代のお雛様を探してみてはいかがでしょうか。令和2年3月22日(日曜日)まで開催しています。
1階常設展示室に王者の石棺が加わりました(令和2年1月25日)
舟形石棺と長持形石棺レプリカ
令和元年12月に開催しました「王者の石棺」で展示したお富士山古墳長持形石棺レプリカを、1階常設展示室に加えました。これまで展示していた舟形石棺と比較できるよう並べて展示していますが、長持形石棺は迫力があります。その他、三和工業団地遺跡出土縄文土器の再レイアウトや、資料館で配布している馬形埴輪のペーパークラフトのモデルとなった釜ノ口遺跡出土の馬形埴輪も登場しました。
三和工業団地遺跡の縄文土器も配置を変えました。
新たに釜ノ口遺跡の馬形埴輪を展示しました。(手前の埴輪)
ホール特別展示「日本最大の大鰐口」が始まりました(令和2年1月17日)
平成31年2月、県指定重要文化財に指定された石山観音の大鰐口を紹介するホール特別展示「日本最大の大鰐口(おおわにぐち)」が始まりました。この鰐口は、天明7(1787)年に製作された193センチメートルもの日本最大の大鰐口で、190名にも及ぶ寄進者の名が刻まれています。石山観音は馬の信仰が厚く、昭和初期まで馬を引き連れた人々でにぎわいました。展示では、鰐口の拓本を展示する他、資料館収蔵の馬に関連した民具も展示します。令和2年2月9日(日曜日)まで開催しています。
第4回歴史文化講座(令和元年12月1日)
最終回となる4回目の歴史文化講座は、「発掘調査から探る古代の伊勢崎」と題し、市の担当職員から近年明らかとなってきた古代佐位郡の役所跡について講演していただきました。地域の具体的な最新発掘成果とともに、展示している八角形倉庫復元模型の完成までの経緯説明に、古代の歴史を感じていただけたようです。
ホール特別展示「王者の石棺」が始まりました(令和元年11月15日)
ホール特別展示「王者の石棺」が始まりました。王者の石棺と呼ばれる長持形石棺は、ヤマト王権の大王級古墳に採用された重厚感ある巨大な石棺です。市内のお富士山古墳に所在する長持形石棺は、県指定重要文化財に指定され、東日本では2例だけです。実物は古墳の保存施設内で展示していますが、この展示では石棺レプリカを間近に見ることができますので、伊勢崎の古墳時代の王者を感じてみてください。12月27日(金曜日)まで開催しています。
第3回歴史文化講座(令和元年11月10日)
第3回の歴史文化講座は、近年発掘調査が進む史跡上野国分寺跡について、県文化財保護課の橋本淳先生にご講演いただきました。発掘調査により、これまで考えられてきた上野国分寺の姿が変わりつつある説明に、紐解かれる古代の歴史を感じる講座となりました。
石臼で小麦をひいてみようを実施しました(令和元年11月4日)
石臼は重いかな
こね鉢でうどんこね体験も実施しました
赤堀里山クラブの主催で、「石臼で小麦を挽いてみよう」を資料館前庭で開催しました。当日は赤堀地区の産業祭「欅祭」が開催されたため、多くの方で賑わいました。資料館に寄贈された資料を活用するイベントとして実施しましたが、普段使わない石臼に小さなお子さんも、昔石臼を使った年配の人も笑顔で石臼を回していました。
埋蔵文化財パネル展史跡上野国佐位郡正倉跡が始まりました(令和元年10月12日)
上植木本町にある、史跡上野国佐位郡正倉跡のパネル展示が始まりました。史跡上野国佐位郡正倉跡は、古代佐位郡の役所跡で、税として集めた米を入れる倉庫群が発見されています。これらは正倉院と呼ばれ、その中でも八角形倉庫は全国でも例がなく、その存在が古文書でも確認されました。八角形倉庫のペーパークラフトも配布していますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。令和元年11月10日(日曜日)まで開催しています。
埴輪たち、お帰りなさい(令和元年10月10日)
木枠に収められて無事帰宅の馬形埴輪
定位置に無事収まりました
人気の埴輪工房出土の家形埴輪も貸し出ししていました
群馬県立歴史博物館で開催された企画展「集まれ!ぐんまのはにわたち」に貸し出ししていた、市指定重要文化財蛇塚古墳出土馬形埴輪と、埴輪工房から出土した家形埴輪が無事帰ってきました。この2点は他館からの貸し出し依頼が多い資料です。
無事帰ってきた埴輪たち、お疲れさまでした。
第2回歴史文化講座(令和元年10月6日)
第2回の講座では、前澤和之先生(群馬県地域文化研究協議会長)から、万葉集と同じ時代に建立された上野三碑を通じ、当時の社会の動きについて、講義していただきました。
歴史文化講座がスタート(令和元年9月8日)
本年度の歴史文化講座が始まりました。今年度のテーマは「万葉集と古代の実像を探る」です。第1回は、県立女子大学名誉教授の北川和秀さんに、「「令和」と万葉集」について講演いただき、元号の典拠となった万葉集について学びました。
季節展「お月見展」始まりました(令和元年9月6日)
お月見展の展示の様子
地域の年中行事を紹介する季節展「お月見展」が始まりました。今年の十五夜は令和元年9月13日(金曜日)、十三夜は令和元年10月11日(金曜日)です。十五夜と十三夜に飾るススキの本数の違いや、お供え物をミニ展示で紹介しています。令和元年10月6日(日曜日)まで開催中です。
夏休みキッズデー開催しました(令和元年8月2日、3日)
土器ドキクイズラリー
機織り体験
まが玉づくり
令和元年8月2日(金曜日)3日(土曜日)に夏休みキッズデーを開催しました。資料館土器ドキクイズラリー、機織り体験、まが玉づくりに多くの小学生に参加していただき、夏休みの思い出の一つになっていただけたと思います。
展示室の照明改修工事が終了しました(令和元年7月31日)
1階展示室の照明を改修中
照明改修工事後の1階展示室
開館して35年を迎えますが、1階展示室の本格的な照明改修工事を初めて行いました。これまでやや暗い展示室でご不便をおかけいたしましたが、LED電球に交換し、見やすく明るい展示室となりました。
臨時休館中に資料館の燻蒸を実施
収蔵庫の入口を目張りをして、薬剤注入の準備。
薬剤を注入。漏れることはありません。
資料館には市民の皆さんから寄贈された、民具や古文書が約4500点収蔵されています。貴重な資料が害虫やカビにより劣化しないよう、収蔵庫内の燻蒸(消毒)を実施しました。
姉妹都市視察団スプリングフィールド市の高校生が資料館を見学しました
国際姉妹都市アメリカ合衆国ミズーリ州スプリングフィールド市の高校生が、資料館を見学しました。引率した先生に通訳していただきながら職員が説明し、展示されている大きな縄文土器に驚いていました。
1階常設展示の地形模型をわかりやすくしました
1階常設展示入口の地形模型
色別のピンで遺跡を表示しました
開館以来展示されている地形模型ですが、時代ごとに色分けしたピンで代表的な遺跡を表示し、伊勢崎市北部の遺跡の立地状況が理解できるようにしました。
この記事に関するお問い合わせ先
赤堀歴史民俗資料館
〒379-2204 伊勢崎市西久保町二丁目98番地
電話番号 0270-63-0030
ファクス番号 0270-63-0087
更新日:2022年07月20日