赤堀歴史民俗資料館の出来事(令和4年度)
神社コロッケの屋台の収録(令和5年3月3日)
神社コロッケは昭和30年頃から伊勢崎の街中で売られ、伊勢崎市民が良く知るソウルフードです。その神社コロッケの屋台が資料館に寄贈されていましたが、群馬テレビで放送中の「ぐんま!トリビア図鑑」で取り上げられることとなり、収録がありました。放送では神社コロッケの他、伊勢崎もんじゃも紹介されるそうです。
放送は3月21日火曜日午後9時からです。是非ご覧ください。
※神社コロッケの屋台は、現在資料館で展示はしていません。
昭和の雛人形の世界(令和5年2月10日)
段飾り
御殿飾り
2月10日(金曜日)より、収蔵資料展「おひなさま」が始まりました。今年は昭和期の段飾り、御殿飾り、ケース入り雛人形を「昭和の雛人形の世界」として展示しました。
段飾りは昭和29年から平成初期までの5点を展示していますが、その内4点は近年寄贈いただいた雛人形を含め初公開となります。年代順に展示しておりますが、雛人形が次第に大型化し、道具類も豪華となっていく雛人形は、高度経済成長期の日本を反映しています。展示では見えにくいですが、人形だけでなく雛壇も時代とともに変化している点は、とても興味深いです。また、豪華なフルセットの段飾りが、高度経済成長期に主流になる前に流行した御殿飾りも展示しております。
雛人形に見える昭和の時代を是非ご覧ください。3月19日(日曜日)まで開催しています。
鶏形埴輪が常設展示に(令和5年1月17日)
リニューアルした赤堀茶臼山古墳の展示
リニューアルした釜ノ口遺跡の展示
企画展「赤堀茶臼山古墳―東国屈指のハニワ―たち」で展示した資料を、1階常設展示に加えました。やはり、鶏形埴輪をはじめ展示した埴輪の数が多く、赤堀茶臼山古墳の埴輪は圧倒的な存在感があります。1階常設展示は他にも、新たに展示した資料もありますので、ご覧ください。
埋蔵文化財パネル展始まりました(令和5年1月7日)
明けまして、おめでとうございます。本年も赤堀歴史民俗資料館をよろしくお願いいたします。
昨年は、企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」を開催し、多くの方にご来館いただきましてありがとうございました。企画展示の片付けも終わり、初公開となった鶏形埴輪は現在公開していませんが、近々常設展示替えを行い、鶏形埴輪も再び公開する準備中です。
さて、新年最初の展示となります埋蔵文化財パネル展が始まりました。今年は古墳編として、市指定史跡の一ノ関古墳、鶴巻古墳、十二所古墳を紹介しています。一ノ関古墳の発掘調査時のビデオ映像も公開していますので、是非ご覧ください。
埋蔵文化財パネル展は、1月29日(日曜日)まで開催しています。
赤堀茶臼山古墳の発掘記念日(令和4年12月14日)
今から93年前の昭和4年12月19日、現在開催中の企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」で紹介する赤堀茶臼山古墳の発掘調査が、帝室博物館(現東京国立博物館)によって実施されました。
発掘調査は帝室博物館においても初めての発掘調査で、総指揮の帝室博物館後藤守一の下、博物館職員、群馬県職員、郷土史研究者、青年団員らが参加して10日間実施されました。写真は12月24日か25日に赤堀茶臼山古墳を背景に撮影された参加者の記念写真です。
企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」は12月25日(日曜日)まで開催しています。
赤堀幼稚園との交流(令和4年12月9日)
昨日、資料館南に隣接する赤堀幼稚園の年長さんが企画展「赤堀茶臼山古墳」の見学に来ました。鶏形埴輪の大きさやリアルな脚について説明させてもらいました後に、幼稚園より作品展のご招待をいただきました。というのも、夏に開催しました収蔵資料展「銘仙万華鏡」の展示を見に来てくれた園児たちが、見学後に万華鏡を作ったとのことだったので早速うかがいました。
作品展では万華鏡だけでなく、これまでに製作した多くの作品が並び、どれも完成度が高くびっくりです。
資料館の展示をきっかけに、作品製作に結び付け、また園児からは「館長さーん」と呼んでいただて、大変うれしく思いました。園児の皆さんと、これからも交流を深めていければと思います。
第4回歴史文化講座を開催しました (令和4年11月27日)
第4回目となりました歴史文化講座は、東京国立博物館主任研究員の河野正訓先生に、「赤堀茶臼山古墳の埴輪―東京国立博物館所蔵品の発掘から研究―」をご講演いただきました。東京国立博物館に所蔵される赤堀茶臼山古墳の家形埴輪をはじめ、伊勢崎出土埴輪について熱く語っていただきました。
第3回歴史文化講座 鶏形埴輪の講演会がありました(令和4年11月13日)
第3回の歴史文化講座は、「赤堀茶臼山古墳の鶏形埴輪」として、鳥の考古学が専門の賀来孝代先生に講演いただきました。「考古遺物のバードウォッチャー」の視点と、全国の鶏形埴輪を見た豊富な知識から、畿内ヤマト王権の鶏形埴輪と赤堀茶臼山古墳の鶏形埴輪が直結する具体的な話がありました。
講演会後、参加者は改めて鶏形埴輪をじっくり見学していました。
土器ドキモンスターが常設展に登場(令和4年11月1日)
夏休みイベントのクイズラリーで登場した土器ドキモンスターが常設展に登場しました。
キャラクターを通して、土器や埴輪などをより身近に感じていただけるよう、館内にモンスターたちを5体散りばめました。
プロフィールもありますので、「推し」を見つけてみてはいかがですか。
展示に隠れるモンスターたちを探しにきてください。
歴史文化講座 3年ぶりに開催スタート(令和4年10月16日)
企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」に連動した歴史文化講座が始まりました。全5回の講座の第1回目は、群馬県立歴史博物館特別館長の右島和夫先生に「古墳時代5世紀の東国と赤堀茶臼山古墳」と題して、古墳・埴輪づくりを担った土師氏の話題を中心にご講演いただきました。
歴史文化講座はコロナ禍において2年見送ってまいりましたが、再開ができたこと、多くの皆様にご参加いただいたことにうれしく思いました。次回は、10月30日(日曜日)に開催します。
企画展「赤堀茶臼山古墳」いよいよ始まりました(令和4年10月14日)
初公開の鶏形埴輪
家形埴輪群
企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」が始まりました。初公開となる赤堀茶臼山古墳の鶏形埴輪は、3キロメートル離れた埴輪工房の釜ノ口遺跡から出土した羽と接合する事実が明らかとなったもので、新聞各紙でも報道していただきました。止まり木につかまった力強い脚や、雄鶏の証である蹴爪(けづめ)、羽毛の表現など存在感と迫力ある鶏形埴輪を、是非間近でご覧いただきたいと思います。
本企画展では鶏形埴輪の他にも、赤堀茶臼山古墳を象徴する家形埴輪群(レプリカ)や盾形埴輪、蓋(きぬがさ)形埴輪等の埴輪群の展示をはじめ、昭和4年の発掘調査、赤堀茶臼山古墳の埴輪工房である釜ノ口遺跡、赤堀茶臼山古墳の模型や古墳への行き方映像など、赤堀茶臼山古墳をテーマにした展示は初めての開催となります。東国屈指のハニワたちを擁する赤堀茶臼山古墳の世界を、どうぞご覧ください。
令和4年12月25日(日曜日)まで開催します。
企画展のハニワ準備中(令和4年9月9日)
展示準備中の赤堀茶臼山古墳出土の埴輪
しばらく更新が滞ってしまいましたが、先日定例記者会見で公表しました企画展「赤堀茶臼山古墳ー東国屈指のハニワたちー」の準備をしていました。
昭和4年に帝室博物館(現東京国立博物館)による調査で、家形埴輪を始めとした造形豊かな埴輪群が出土したことで有名な赤堀茶臼山古墳の企画展を開催します。写真は展示準備中の埴輪です。その中でも迫力ある鶏形埴輪は、見つかっていない頭部を男前なトサカで復元しました。なぜ、男前な雄鶏に復元したかというと…。答えは脚にありますので、ぜひ展示を見に来てください。10月14日(金曜日)から開催します。
土器ドキクイズラリーが始まります(令和4年7月15日)
クイズポイント
7月16日(土曜日)から8月28日(日曜日)まで、小学生向けの展示資料を用いたクイズラリーが始まります。館内の装飾は展示とのバランスを意識しながら、シンプルなホームパーティー風にしました。クイズラリーを通じ、当館を知らない方にも存在を知っていただき、埴輪や土器が教科書の中だけの話でなく、身近なものであることを当館に来て、感じていただければと思います。この夏、一人でも多くの人に当館を知っていただければ嬉しく思います。
赤堀幼稚園からご招待いただきました(令和4年7月8日)
橋の作品
楽器の作品
先日、資料館に隣接する赤堀幼稚園の園児の皆さんが収蔵資料展「銘仙万華鏡ー増田コレクションー」の見学に来館しました。後日、二人の年長さんの男の子から、幼稚園で展示したコレクションの「招待状」を頂きましたので、幼稚園へ行ってみました。
「館長さーん」と、手を引かれながら奥の教室へ行くと、彼らの作品がズラリと並んでいました。作品はお菓子などの容器で作った「橋」と「楽器」です。いつも作ることが好きらしく、展示解説をしていただきました。
今回の「銘仙万華鏡」の展示を通じて、園児の皆さんにも資料館にも、大きく得るものがあったように思います。今後も幼稚園児の皆さんと交流をさらに重ね、彼らの成長とともに資料館も成長していきたいと思います。
招待していただきました年長のお二人、それから赤堀幼稚園の皆さん、ありがとうございました。
ワークショップ機織体験(令和4年7月3日)
収蔵資料展「銘仙万華鏡ー増田コレクションー」の展示にあわせて、ワークショップ機織体験を実施しました。織りの会にご協力いただき、参加された皆さんは自分だけのコースターを織りあげました。7月17日(日曜日)、8月7日(日曜日)、8月21日(日曜日)にも開催いたしますので、是非ご参加ください。
AEDの講習を実施しました(令和4年6月23日)
赤堀消防署員を講師に迎え、AEDの講習を職員で受講しました。資料館にもAEDを設置しておりますが、いざという時に向け、訓練は必要です。2時間の講習でしたが、救命救急について改めて勉強になりました。
収蔵資料展「銘仙万華鏡ー増田コレクションー」始まりました(令和4年6月17日)
夏の草花(左)と秋の草花(右)がデザインされた銘仙
本年度最初の事業となります収蔵資料展「銘仙万華鏡―増田コレクション―」が始まりました。
この展示では、ご寄贈いただいた880点にも及ぶ銘仙資料(延べ総数1,668点)を2年余り整理してきましたが、その一部となる約200点を展示公開いたします。四季の草花模様や、クラッシックでモダンな縞や矢羽根、幾何学模様の銘仙など、色鮮やかで大胆な模様に、展示作業をしながらも見とれてしましました。
展示では、万華鏡をのぞいたような銘仙世界をテーマに展示しております。8月28日(日曜日)まで開催していますので、華やかで大胆な銘仙を是非ご覧ください。
ボランティアの皆さんとともに(令和4年5月20日)
研修の最後に記念撮影しました
更新が滞っておりましたが、現在6月17日(金曜日)から開催いたします収蔵資料展銘仙万華鏡増田コレクションの準備をしております。
また4月より当館のボランティアを募集いたしましたが、15名の志ある方々にお申込みいただき、研修会を行いました。当館のボランティア組織はこれまでなかったので、初めての取り組みとなります。今後この皆さんとともに、小学校団体の受け入れを対応し、地域の博物館として役割を果たしていきたいと思います。
84年の歳月を経て再会した埴輪(令和4年4月5日)
手前の人物埴輪2点が赤堀村104号墳から出土した埴輪(両側のパネルに表示した黄色に塗られた部分が伊勢崎市所蔵の実物、それ以外がレプリカです。)
資料館1階で展示しています下触町の赤堀村104号墳と呼ばれる古墳から出土した人物埴輪は、平成27年度の発掘調査で出土しました。
実はこの埴輪の一部は、昭和7~11年に帝室博物館(現東京国立博物館)に開墾で出土した埴輪の破片が持ち込まれていました。東京国立博物館所蔵の埴輪と、伊勢崎市が発掘調査した埴輪の破片を調査したところ、両者が84年の歳月を経て接合する事実が明らかとなりました。現在、東京国立博物館所蔵部分をレプリカで製作し、伊勢崎市所蔵部分の実物を接合した埴輪2点を資料館で展示しています。
この赤堀村104号墳の埴輪について、東京国立博物館でこの度紹介動画が公開されました。とてもわかりやすい動画ですので、是非ご覧ください。この古墳から出土した有名な「鍬をかつぐ男」の埴輪も紹介されています。
この記事に関するお問い合わせ先
赤堀歴史民俗資料館
〒379-2204 伊勢崎市西久保町二丁目98番地
電話番号 0270-63-0030
ファクス番号 0270-63-0087
更新日:2024年10月26日