赤堀歴史民俗資料館の出来事(令和5年度)

更新日:2024年02月08日

収蔵資料展「御殿飾りのおひなさま」始まります(令和6年2月7日)

2月9日(金曜日)から開催予定の御殿飾りの展示状況です。
2月9日(金曜日)から開催予定の御殿飾りの展示状況です。

お正月明けより準備してきました収蔵資料展「御殿飾りのおひなさま」が、2月9日(金曜日)から始まります。今年は当館が所蔵する御殿飾り27点を展示します。これまで御殿飾りを展示してきましたが、今回最も多くの御殿飾りを展示します。

今回は、これまで度々展示してきました御殿飾りについて、年代が明らかな資料を軸に、御殿の構造や豪華になっていく装飾等の特徴を踏まえ、御殿飾りの変遷と年代観の検討の成果を展示します。御殿飾りが、時代とともに豪華に大きく変遷していく過程をご覧ください。

展示は2月9日(金曜日)から3月17日(日曜日)まで開催しています。

 

自衛消防訓練を行いました(令和6年2月2日)

水消火器で消火訓練を行っています。

水消火器による消火訓練

展示の準備が進む、今年のおひなさまの様子です。

準備が進むおひなさまの展示

2階展示室から出火した想定で、通報や避難誘導の訓練を行いました。万が一実際に火災があれば、想定通りにはいかない訳ですから、日頃からできる準備として訓練は大切だなと感じました。終了後には水消火器による消火訓練も職員一同で実施しました。

また、2月9日(金曜日)から開催いたします収蔵資料展「御殿飾りのおひなさま」の準備も順調に進んでいます。今年は当館が所蔵する御殿飾り27点を展示しますので、迫力があります。

新たな埴輪が皆様をお出迎え(令和6年1月25日)

埴輪を作った方から寄贈された埴輪です。

寄贈された「鍬をかつぐ男」の埴輪模造

昨年、埴輪の製作を熱心に取り組まれている方から、「この埴輪を作りたいが写真はありますか」と問い合わせがありました。その埴輪は、昨年4月に「資料館の出来事」でも紹介した、現在東京国立博物館が所蔵する、伊勢崎市下触町赤堀村104号墳出土の「鍬をかつぐ男」の埴輪です。この埴輪の詳細は下記動画でご覧いただけます。

その後、この埴輪を4点製作し、そのうちの1点を製作された方よりご寄贈いただきましたので、資料館入口で皆様をお出迎えしています。

「埋蔵文化財パネル展・古代寺院編」が始まりました(令和6年1月10日)

埋蔵文化財パネル展古代寺院編の展示の様子です。

埋蔵文化財パネル展古代寺院編の展示

12月末まで開催しました企画展最新いせさき発掘の展示撤去の状況です。

企画展の展示撤去

資料館の新年最初の展示事業として、埋蔵文化財パネル展古代寺院編が始まりました。

奈良時代から平安時代にかけて、地元の豪族だった檜前部氏(ひのくまべし)によって、公的な寺院の上植木廃寺(上植木本町)と、私的な寺院の国史跡十三宝塚遺跡(境伊与久)の二つの寺院が建立されました。特に上植木廃寺は県内の古代寺院の中でも最も有力な寺院の一つです。パネル展示でも、常設展示でも二つの寺院を紹介していますので、是非ご覧ください。1月28日(日曜日)まで資料館2階ホールで開催しています。

また、企画展「最新・いせさき発掘―伊勢崎駅周辺の発掘調査―」も12月末で終了し、一つ一つ確認しながら片付けていますが、同時に2月9日(金曜日)から開催予定の収蔵資料展「御殿飾りのおひなさま」の会場準備も進めています。

土器ドキモンスターがお出迎え!(令和5年11月21日)

キャラクターを使った館内装飾の写真です。
スクリーンを下げて装飾の影が浮かび上がっている写真です。

土器や埴輪がモデルの土器ドキモンスターの装飾が増えました。

玄関で皆さんをお出迎えします。

午後になると、日除けのためロールスクリーンが下がり、彼らのシルエットが浮かび上がるようになっております。ご来館の時間帯による変化をお楽しみください。

夏休みのクイズラリーで登場する土器ドキモンスターを通年楽しんでいただけるように館内装飾の充実化を図ってきました。

キャラクターを通して展示資料をより身近に感じていただけると嬉しいです。

伊勢崎駅周辺発掘調査成果を歴史文化講座で紹介(令和5年11月12日)

企画展「最新いせさき発掘」に連動した歴史文化講座の様子です。

現在開催中の企画展「最新いせさき発掘ー伊勢崎駅周辺の発掘調査ー」に連動した歴史文化講座を開催しました。

当日は約80人の参加者の中、喜多町遺跡と伊勢崎城跡の発掘調査担当者からの報告は、担当者ならではの視点も多く、発見された遺構や遺物からうかがい知れる伊勢崎市街地の歴史を知ることが出来ました。

企画展も12月24日(日曜日)まで開催中です。

パネル展「明治の探検家 矢島保治郎ー伊勢崎からチベットへー」(令和5年11月10日)

伊勢崎出身の明治の探検家矢島保治郎についてのパネル展示の紹介です。

現在、企画展「最新・いせさき発掘ー伊勢崎駅周辺の発掘調査ー」を開催中ですが、同時開催となるパネル展「明治の探検家 矢島保治郎ー伊勢崎からチベットへー」が始まりました。

明治42年に日本を出発し、チベットに中国側からのルートで外国人として初めて入った矢島保治郎は、ダライラマ13世の厚い信任を受け、チベットの親衛隊長を務めた人物です。

今年は矢島保治郎没後60年の節目を迎えます。常識に支配されず、突出した行動力で世界を渡り歩いた矢島保治郎について、写真18点とパネルで紹介します。

12月24日(日曜日)まで、企画展「最新・いせさき発掘」と一緒にご覧ください。

企画展「最新・いせさき発掘」が始まりました(令和5年10月13日)

10月13日(金曜日)から始まる企画展「最新・いせさき発掘」の展示の様子です。

10月13日(金曜日)より、企画展「最新・いせさき発掘ー伊勢崎駅周辺の発掘調査ー」が始まりました。

今回は、近年伊勢崎駅周辺で行われる土地区画整理事業に伴い発掘調査が進められてきた伊勢崎城跡と喜多町遺跡の成果を展示します。伊勢崎城跡の展示では、どうして現在の場所に市街地が形成されていったのか、中世から近世、そして近代の遺構や遺物から市街地発展のルーツを探ります。また、古墳時代前期の前方後方形周溝墓をはじめとする周溝墓を紹介する喜多町遺跡の展示も見どころです。

市街地発展のルーツを是非ご覧ください。12月24日(日曜日)まで開催しています。

「天明3年浅間山大噴火」を常設展示に加えました(令和5年9月27日)

企画展「伊勢崎藩を救え!」を常設展示に加えました。

新たに加わった「天明3年浅間山大噴火」の常設展示

8月27日(日曜日)まで開催しました企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」につきましては、多くの方にご来館いただきありがとうございました。

企画展終了後の資料館では、企画展で借用した資料の返却や撤収作業、トイレ工事、資料の燻蒸などに追われつつも、企画展の内容を常設展示に反映する作業も同時に行ってきました。

2階常設展示に新たに江戸時代浅間山大噴火の展示が加わりましたので、ぜひご来館ください。

クイズラリーを開催しています(令和5年8月3日)

クイズラリーの参加風景です。

土器ドキクイズラリーを8月27日(日曜日)まで開催しています。

館内4ヶ所にあるクイズに答えていただき、プレゼントをお渡ししています。

参加者のみなさんが展示パネルを一生懸命見てヒントを探し、回答している姿が印象的です。

クイズを出題する土器ドキモンスターを見ながら、「どのキャラクターが好き?」と会話する光景や景品を受け取り喜ぶ姿をお見かけし、こちらも嬉しい限りです。

夏休みも後半になり暑い日も続きますので、資料館で涼みながらイベントを楽しんでいただければ嬉しいです。

浅間山が大噴火した1783年8月5日(令和5年8月2日)

浅間山噴火災害に対処した伊勢崎藩の関親子の墓です。

同聚院(曲輪町)にある市指定史跡 関当義・重嶷父子の墓

天明3年(1783)8月5日。大噴火した浅間山によって大規模な土石なだれが発生し、それは鎌原村(現嬬恋村)を飲み込み、吾妻川から利根川を流れ下る天明泥流となって約1500名の命が失われました。利根川沿岸の伊勢崎藩でも、水田や畑が飲み込まれ多くの被害がありました。

この未曽有の災害に対処したのが、伊勢崎藩の関当義(せきまさよし)と息子の関重嶷(せきしげたか)らの重臣でした。

8月27日(日曜日)まで、未曽有の災害に対処した伊勢崎藩や人々の姿に迫った企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」を開催しています。

 

機織体験を開催しました(令和5年7月22日)

高機を使ってコースターをつくっている様子です。

高機(たかはた)を使って、コースターをつくる機織体験を開催しました。

好きな色の緯糸(よこいと)を選び、オリジナルのコースターをつくります。

ご参加いただいた方々は、足と手を交互に使い、楽しみながらコースターを織っていました。

7月29日、8月5日、8月19日(いずれも土曜日)(定員あり)も開催します。

当館で夏休みの思い出を一緒につくりませんか。

 

歴史文化講座始まりました(令和5年6月25日)

歴史文化講座の様子です。

6月16日から開催しております企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」の内容と連動した全4回にわたる歴史文化講座が始まりました。大変多くの方からお申し込みをいただき、定員を大幅に超えて受付いたしましたが、それでも多くの方のお申込みを受け付けることが出来ず大変申し訳ありませんでした。講座のお申込みは定員に達したため、終了しております。

多変人気の中、第1回の講座は、高崎女子高等学校教諭栗原佳先生をお迎えして、「伊勢崎藩の善政と浅間山大噴火」のご講演をいただきました。展示では十分に伊勢崎藩の浅間山噴火への対処を展示できなかったところもありましたので、具体的な史料からドラマのように展開する伊勢崎藩の対処についての先生のお話は、とても引き付けられました。

企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」始まりました(令和5年6月16日)

6月16日(金曜日)から始まった企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」の展示の様子です。

展示状況

企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」の展示パンフレットです。

展示パンフレット 一部100円

令和5年度の企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」が始まりました。今年は江戸時代に浅間山が噴火して240年の節目を迎えますが、伊勢崎と浅間山の関わりは薄いように感じる人もいるかもしれません。

江戸時代天明3年(1783)の浅間山噴火は、大規模な土石なだれが吾妻川から利根川を「天明泥流」となって流れ下り、伊勢崎地域では、134軒の家屋のほか、水田や畑が泥流に飲み込まれました。今から240年前の「天明泥流」は、伊勢崎にも大きな被害をもたらしました。この未曽有の危機に伊勢崎藩は、迅速に救助、救済を行って年貢を免除するなど善政をもって対処し、迫る打ちこわしの危機も乗り越えたのです。

展示では、初公開資料8点を含む約30点の資料から、浅間山噴火と危機を乗り越えた伊勢崎藩に焦点を当てます。是非、ご覧ください。

展示に合わせて展示パンフレットを作成しました。一部100円で販売しております。

展示は8月27日(日曜日)まで開催します。

企画展準備中です(令和5年5月31日)

企画展「伊勢崎藩を救え!」の泥流剥ぎ取り資料の展示準備です。

発掘調査で剥ぎ取りした泥流層は、今回一番の大型資料です。

6月16日より開催いたします企画展「伊勢崎藩を救え!天明3年浅間山大噴火」に向けて、現在準備をしています。昨年の秋から展示に向けた準備に取り組んできましたが、ようやく開催までもう少しとなりました。

今回の企画展は江戸時代の大災害、天明3年(1783年)の浅間山の大噴火により発生した泥流が利根川沿岸を襲い、この災害に伊勢崎藩がどのように対処し、その危機を乗り越えたのかを焦点にして展示を行います。

240年前にこの伊勢崎で起きた大災害を知っていただければと思います。

まが玉キットいかがですか?(令和5年4月28日)

まが玉キットの内容の写真です。
まが玉の大きさを表現する写真です。

伊勢崎市は古墳が多く、古墳からまが玉が出土しています。また、伊勢崎市の市章にはモチーフとしてまが玉を使用しています。

資料館では私たちに身近なまが玉を、手に取りやすいものとして感じていただけるよう、まが玉キットの販売をしています。オリジナルのまが玉を作って、伊勢崎市の歴史に触れてみませんか・・・。

料金:250円

セット内容:石、紐、やすり3種、作り方

できるだけ、お釣りのないようご用意をお願いします。

販売は館内のみとなります。

縄文土器を復元しています(令和5年4月21日)

収蔵される縄文土器を復元しています

石膏を入れて復元した縄文土器

これまでの企画展では、伊勢崎市に古墳が多く存在することから、古墳時代の埴輪などを多く取り上げてきました。今後は古墳時代以外の時代やテーマも取り上げていきたいと考えています。現在、伊勢崎市に縄文時代の遺跡も多いことから、縄文時代の展示を目指して縄文土器の復元を行っています。完全な状態で出土する土器はほとんどないため、失われている部分は石膏を入れて復元し、その後石膏部分を塗装します。

 

この記事に関するお問い合わせ先

赤堀歴史民俗資料館
〒379-2204 伊勢崎市西久保町二丁目98番地
電話番号 0270-63-0030
ファクス番号 0270-63-0087

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