伊勢崎市景観重要建造物の指定
景観重要建造物の指定とは
地域の自然、歴史、文化などから見て、建造物(建築物および工作物)の外観が景観上の特徴を有し、地域の景観形成に重要なものを、当該建造物の所有者の合意を得て、景観法(平成16年法律第110号)第19条の規定に基づく景観重要建造物として指定する制度です。
伊勢崎市景観計画に定める指定方針
- 歴史・文化的な価値を有し、市民に親しまれている建造物で、地域の景観形成上重要であると認められ、所有者の合意を得たものを景観重要建造物として指定する 。
- 特に養蚕などに関る産業遺産など、歴史、文化を今に伝える建築物などを中心として、地域住民等の発意の元に、指定することが望ましい対象を抽出し、所有者の合意の上で指定に努める。
指定物件
指定番号第1号 黒羽根内科医院旧館(いせさき明治館)
指定日
平成27年12月10日
所在地
伊勢崎市曲輪町31番地4
外観の特徴
明治45年(1912年)に建てられた県内最古の木造2階建て洋風医院建築物。
この建物は、伊勢崎藩の藩医を務めた今村家が建てたものであり、正面側外観や診察室・薬局は洋風造り、裏側外観や客室・住居関連の部屋は和風の意匠・造作となった和洋折衷の造りが特徴である。
現在は、「いせさき明治館」の愛称で多くの人々に親しまれており、歴史的・文化的な価値を感じさせ、地域の景観を特徴付けている建物である。
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指定番号第2号 旧時報鐘楼
指定日
平成27年12月10日
所在地
伊勢崎市曲輪町28番23号
外観の特徴
大正4年(1915年)に着工、翌年に竣工された県内最古の鉄筋コンクリート構造の建造物。
この鐘楼は、当時横浜で薬種商を営んでいた小林桂助(三光町出身)の寄附で建設されたもので、高さ14.56メートル、六角形の外観が、上にいくにしたがって小さくなる安定感のある美しい曲線美の煉瓦張壁、大正ロマンを感じさせるルネサンス風の窓およびドーム屋根が特徴である。
現在は、隣接の赤石学舎と調和し、地域の歴史・文化的な景観を特徴付けている。
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指定番号第3号 蚕種農家住宅 田島林平旧宅
指定日
平成27年12月10日
所在地
伊勢崎市境島村2247番地
外観の特徴
慶応2年(1866年)に建てられた木造瓦葺2階建ての近代養蚕農家住宅。
この建物は、世界遺産「田島弥平旧宅」と同じく屋根に換気用の越屋根(櫓)や顕微鏡室を附帯した外観が特徴であり、母屋、土蔵および井戸屋形が当時のたたずまいを残している。
現在は、南側の田園風景から観る母屋外観の姿が美しく、地域の歴史的な景観を特徴付けている。
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指定番号第4号 伊与久 雷電神社
指定日
平成27年12月10日
所在地
伊勢崎市境伊与久3581番地
外観の特徴
この神社は、建保3年(1215年)に伊勢崎赤石城主の三浦之介義澄が賀茂大明神を勧請、建立したものと伝えられ、伊勢崎市指定史跡の雷電神社古墳の墳丘部に建てられている。
現在は、境伊与久地区の鎮守様として地域住民に親しまれ、神社全体が地域の景観を特徴付けている。
この記事に関するお問い合わせ先
都市計画部都市計画課 景観係
〒372-8501 伊勢崎市今泉町二丁目410番地 伊勢崎市役所東館4階
電話番号 0270-27-6279
ファクス番号 0270-23-0601
更新日:2019年03月13日