おたふくかぜ予防接種費用助成

更新日:2023年10月02日

おたふくかぜ予防接種は、ムンプスウイルスの感染によるおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)を予防するものです。
この予防接種は任意接種(保護者の希望により受ける予防接種)ですので、接種を希望する人は、かかりつけ医と相談のうえ、接種を検討してください。

おたふくかぜ

おたふくかぜは、主に咳やくしゃみなどにより空中に飛散したムンプスウイルスを吸い込むことにより感染します。潜伏期間は2週間から3週間で、軽度の発熱と耳の痛みで始まります。耳の下(耳下腺)の腫れは発症後1日から3日でピークとなり、その後1週間ほどで良くなります。発熱は1日から6日ほど続きます。

おたふくかぜの合併症としては、無菌性髄膜炎、ムンプス難聴、脳炎・脳症、精巣炎、卵巣炎、膵炎、腎炎などが報告されています。合併症が起こる頻度は、無菌性髄膜炎が約10人から100人に1人、ムンプス難聴が約1000人に1人の割合でみられます。ムンプス難聴は発症すると聴力の回復は困難で、最も警戒すべき合併症のひとつです。脳炎・脳症の合併はまれですが、後遺症を残すことがあり、死に至ることもあります。

国内では、4年から6年周期でおたふくかぜの流行がみられます。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜワクチンは弱毒生ワクチンで、からだの中でワクチンウイルスが増え、抗体ができます。抗体はワクチン接種を受けた90%前後の人にでき、おたふくかぜに対する免疫はワクチン接種2週間後からできます。おたふくかぜの潜伏期間にワクチン接種を受けても、特におたふくかぜの症状が重くなることはありません。

おたふくかぜワクチンの副反応

おたふくかぜワクチン接種後、2週から3週頃に発熱、耳下腺の腫れ、嘔吐、咳、鼻汁などの症状が現れることがありますが、これらの症状は通常、数日中に消失します。接種後3週間前後に無菌性髄膜炎が数千人に1人程度、接種後数日から3週前後に血小板減少性紫斑病が100万人に1人程度、また頻度は不明ですが、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)や脳炎・脳症が現れることがあります。まれに難聴、精巣炎があらわれたとの報告があります。接種後(30分間程度)にショック、アナフィラキシー(重いアレルギー反応)がまれにあらわれることがあります。

対象者

接種当日、伊勢崎市に住所がある満1歳から4歳未満の子ども

助成回数

1人1回

助成額

3,000円

接種場所

(注意)指定医療機関以外で接種した場合は助成対象外(全額自己負担)です。

助成の受け方

  1. 伊勢崎市・玉村町の指定医療機関へ事前に予約してください。
  2. 医療機関に備えてある「おたふくかぜ予防接種説明書」を読み、「おたふくかぜ予防接種予診票兼費用助成申請書」を記入してください。問診・診察後、接種を受けます。
  3. 各医療機関が定める予防接種料金から助成額を差し引いた金額を医療機関に支払ってください。
    (注意)予防接種料金は医療機関ごとに異なりますので、事前に医療機関に確認してください。

持ち物

母子健康手帳、健康保険証、福祉医療費受給資格証、接種料金(自己負担額分)

注意事項

おたふくかぜ予防接種は注射生ワクチンです。おたふくかぜワクチン接種後、次に注射生ワクチンを接種するときは27日以上の間隔をあける必要があります。

<参考>注射生ワクチン:МR(麻しん風しん混合)、水痘など

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進部健康づくり課
〒372-8501 伊勢崎市今泉町二丁目410番地 伊勢崎市役所東館2階
電話番号 0270-27-2746
ファクス番号 0270-23-9800

メールでのお問い合わせはこちら