DT(ジフテリア・破傷風混合)ワクチン

更新日:2024年04月01日

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。ジフテリアは感染しても10%程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状が出ない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで偽膜と呼ばれる膜ができて窒息することもあります。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって、心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。

破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中などにいる菌が傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると菌の出す毒素のために、筋肉の強直性けいれんを起こします。最初は口が開かなくなるなどの症状が気付かれ、やがて全身の強直性けいれんを起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。患者の半数は本人や周りの人では気が付かない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、妊娠中の母親が抵抗力(免疫)を持っていれば、出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

DT(ジフテリア・破傷風混合)ワクチン

ジフテリアトキソイドおよび破傷風トキソイドを混合したワクチンです。

DT(ジフテリア・破傷風混合)ワクチンの副反応

注射部位の発赤・腫脹(はれ)・硬結(しこり)です。硬結は少しずつ小さくなりますが、数か月残ることもあります。特に敏感なお子さんで肘をこえて上腕全体がはれることがまれにあります。

接種年齢

小学6年生

(注意)やむを得ず接種できなかった場合は、13歳の誕生日前日まで接種できます。

接種回数

1回

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