企画展「つくるハニワ、かざるハニワ-新発見の埴輪製作遺跡と古墳群-」
昨年6月に市内下触町の石山南遺跡において、古墳時代の埴輪の材料となる粘土を採る粘土採掘坑、埴輪を作る工房、埴輪を焼く埴輪窯が発見されました。埴輪製作遺跡の発見は市内初で、埴輪製作の工程が一体となって発見された例は県内でも初めてです。さらに埴輪だけでなく、土器を製作していることも明らかとなっています。企画展では、この埴輪製作遺跡を「つくるハニワ」として紹介します。
また、平成27年度に石山南古墳群の発掘調査で出土した人物埴輪が、84年の時を経て東京国立博物館所蔵埴輪と接合したことで、スマートな笑顔で人気の「鍬を担ぐ男子」の埴輪の出土古墳が明らかにされたストーリーとともに展示します。資料館ホームページ「資料館の出来事」(令和4年4月5日)で、以前に紹介しています(下記リンクからご覧ください)。
これらの埴輪は、昨年、文化庁が開催した「発掘された日本列島2024」に展示され注目を集めました。全国の会場で展示された埴輪が企画展で再び集合するとともに、本市2例目となる「見返り鹿」の埴輪も復元された姿で初公開します。企画展では、多くの埴輪が出土した石山南古墳群を埴輪製作遺跡との関連性を考えながら、「かざるハニワ」として紹介します。
令和4年度赤堀歴史民俗資料館の出来事(東京国立博物館オンラインギャラリートーク「埴輪物語―群馬県伊勢崎市赤堀村104号墳―」のリンクもあります)
開催場所
赤堀歴史民俗資料館1階ホール
期間及び休館日
令和7年10月10日(金曜日)から12月21日(日曜日)まで
休館日:月曜日
注意:10月13日(月曜日・スポーツの日)、11月3日(月曜日・文化の日)、11月24日(月曜日・振替休日)は開館します。10月14日(火曜日)、11月4日(火曜日)、11月24日(火曜日)は休館です。

令和7年度企画展「つくるハニワ、かざるハニワ」チラシ表 (PDFファイル: 945.8KB)

令和7年度企画展「つくるハニワ、かざるハニワ」チラシ裏 (PDFファイル: 1.2MB)
関連事業
歴史文化講座
日時・演題・講師
第1回
日時:令和7年10月12日(日曜日)午後1時30分から3時まで
演題:「古墳王国ぐんまの埴輪ー尾崎喜左雄博士の古墳調査を中心にー」
講師:前群馬県立歴史博物館特別館長 右島 和夫さん
第2回
日時:令和7年11月9日(日曜日)午後1時30分から午後3時まで
演題:「発見!石山南埴輪製作遺跡」
講師:山下工業株式会社文化財事業部調査研究員 永井 智教さん
第3回
日時:令和7年11月23日(日曜日)午後1時30分から午後3時まで
演題:「東日本最大級の埴輪製作遺跡 生出塚埴輪窯」
講師:元鴻巣市教育委員会生涯学習課副参事 山崎 武さん
第4回
日時:令和7年12月14日(日曜日)午後1時30分から午後3時まで
演題:「石山南古墳群 ハニワ史に残る奇跡の再会」
講師:伊勢崎市文化財保護課世界遺産係長 横澤 真一
会場

赤堀公民館1階ホール(赤堀歴史民俗館西側です)
歴史文化講座開催日は、周辺施設でも催しがあるため混雑が予想されます。周辺駐車場も利用してください。
定員
各回100人(先着順)
申し込み
10月8日(水曜日)から下記の専用ホームページ、電話(電話番号:0270-63-0030)または来館にて受付

体験事業「あなたも埴輪職人!埴輪をつくろう」
日時
令和7年10月26日(日曜日)午前9時から正午まで
会場
赤堀歴史民俗資料館2階研修室
対象
小学1年生以上
注意:小学5年生以下は保護者の同伴が必要です。
定員
15人(先着順)
費用
650円(材料費)
おつりのないように持ってきてください。
申し込み
10月8日(水曜日)から下記の専用ホームページ、電話(電話番号:0270-63-0030)または来館にて受付

赤堀小学校コラボ展示「I love 赤堀プロジェクト 赤堀の魅力を広め隊」
赤堀小学校6年生児童が、埴輪職人に挑戦して製作したオリジナルハニワを2階ホールに展示します。6月に赤堀歴史民俗資料館で地域の特色ある歴史を学んだ児童が、資料館職員の指導の下、9月に埴輪製作に挑戦しました。児童が製作した埴輪の展示は、地域の魅力を発信する赤堀小学校の「I Love 赤堀プロジェクト 赤堀の魅力を広め隊」の取り組みと連携して行います。また、企画展来館者には、児童が製作したミニハニワをプレゼントします。こちらは、無くなり次第終了となります。

この記事に関するお問い合わせ先
赤堀歴史民俗資料館
〒379-2204 伊勢崎市西久保町二丁目98番地
電話番号 0270-63-0030
ファクス番号 0270-63-0087
更新日:2025年09月26日