伊勢崎市景観まちづくり賞

更新日:2026年04月22日

景観まちづくり賞とは

景観まちづくり賞記念プレート

この賞は、景観まちづくりに対する市民および事業者の関心を高め、魅力ある本市の景観形成を進めるため、良好な景観の形成に貢献したと認められる市民および事業者や良好な景観の形成に寄与している建築物、工作物および屋外広告物のうち、特に優れているものについて、その所有者、設計者および施工者を表彰するものです。

表彰式は平成23年度から開催しています。(令和2・3年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を考慮し、中止となりました。)

景観まちづくり賞がテレビ放映されました

活動の様子

フジテレビの番組「街角パレット ~未来へのたからもの~」(令和6年6月2日日曜日放送)で、景観まちづくり賞を受賞した建物や活動団体をはじめ、市内各所の景観資源等が放映されました。

令和7年度景観まちづくり賞の結果

景観まちづくり賞_記念写真

市長と受賞者の皆様で記念撮影

令和7年度は、建築物デザイン、土木構造物・造園・工作物デザイン、屋外広告物デザイン、まちづくり活動の4部門で募集を行い、応募のあった4部門7件を審査した結果、次の4件に決定しましたので、伊勢崎市景観審議会会長である前橋工科大学・小林享名誉教授の講評とともに紹介します。

総評

景観まちづくり賞は、伊勢崎市の景観形成に寄与する優れた建築物・土木構造物・造園・工作物デザイン、屋外広告物デザイン、まちづくり活動を表彰します。その評価にあたっては、景観的視点を大切にします。ここでいう景観的視点とは、単なる外観を問うものではないということです。それは、例えば彫刻や焼き物などの芸術作品を手に取って色々な角度や方向から眺めるといった鑑賞が主体ではないということです。建物、土木構造物、造園、工作物や広告物、それぞれ単体の評価もしますが、それが全てではありません。あるものが何処に置かれ、まわりとどのようなかかわりを持つかに力点があります。つまり、対象物を周りと切り離して、それ自体の善し悪しを論じることが主体ではありません。そういうことに気を配りながら評価をいたしました。「デザイン」にはそういう広い意味が込められています。それを異なる言葉で言えば、「佇まい」「居心地」「住み心地」となります。景観の分野では、この観点を大切にしています。

建築物デザイン部門(敬称略)

建物名:伊勢崎市保健センター(愛称:くわまるプラザ)

  • 所在地:大手町地内
  • 建築主:伊勢崎市
  • 設計者:株式会社宮本忠長建築設計事務所
  • 施工者:柏井建設・小島建設・岩瀬工務店 特定建設工事共同企業体
伊勢崎市保健センター(愛称:くわまるプラザ)

講評

四つ角は視認性が高いので、外観の形状によっては圧迫感が出てきます。本事例はオープンスペースで引きをとり、外壁をガラス張りとし、各階をセットバックすることによりそれを回避しています。また同様に圧迫感の軽減という点では、建物配置の工夫、低層三階建て、清潔感のある外壁の白い色調、温かみのある内部照明なども高く評価できます。

この街区は今なお整備途上にあります。公共建築物ではありますが、街区デザインを多面的に考えるというこの思想が、お手本として、周囲に波及してゆくことを期待します。

建物名:群馬銀行境支店

  • 所在地:境地内
  • 建築主:株式会社群馬銀行
  • 設計者:東電設計株式会社
  • 施工者:柏井建設株式会社
群馬銀行境支店

講評

現代の街並みでは軒庇を見かけなくなりました。軒庇は雨宿りができるなど庇護の精神を反映する防災的デザインです。現代の要請に叶うこの点をまず評価したいと思います。また、この地区は蔵が集積するなど旧宿場町の面影が色濃く残ります。そのコンテクストに、例えば、瓦を連想させる外壁の色調、養蚕倉庫を連想させる赤レンガの採用などで馴染ませています。こうした、地域性を取り入れる細かな点も評価できます。さらに、再生エネルギーで、設置が求められるが露出が拒まれることの多い太陽光パネルを、屋上に納める工夫も評価できます。時代感覚や地域性に起業精神を反映するというデザイン、こうしたことが公的建築として当たり前の世の中になることを望みます。

土木構造物・造園・工作物デザイン部門 (敬称略)

工作物名:善應寺(山門・木塀および玉垣)

  • 所在地:曲輪町地内
  • 建築主:善應寺(住職) 小川晃龍
  • 設計者・施工者:有限会社匠弘堂(山門・木塀)、中村石材店(玉垣)
善應寺(山門・木塀および玉垣)

講評

聖と俗とを分かつ構造物である山門は結界のシンボルです。それを、道路軸から僅かに振ることでアプローチに引きがうまれ、格式ある重厚な門構えに奥ゆかしさが加わります。また、本堂までの程よい視距離と開門の枠取りとで眺めに風格が生まれています。さらに、舗石や雨落ち斎庭など、工夫を凝らした門の前後の造作がそれを支援します。

一体のものとして長く続く外構の重要な役割の一つは、往来する人々への挨拶です。道路の線形に合わせて丁寧に仕上げられた玉垣と木塀は、滑らかに視線を誘導し、シークエンシャルな眺めに心地良さを与えています。

さて、物が年月を重ね古色を帯び味わい深くなることを「時代がつく」といいます。この寺院構造物が末永く維持され、郷土の誇りある景観として引き継がれてゆくことを期待します。

まちづくり活動部門 (敬称略)

活動名:赤堀緑地いこいの森公園桜を守る会

  • 活動団体:赤堀緑地いこいの森公園桜を守る会
  • 代表者:代表 金谷 喜三郎
  • 活動内容:毎春の植樹とその後の定期的な見守り
赤堀緑地いこいの森公園桜を守る会

講評

よく手の入った平地林や河畔林は川辺に映えます。そうした林の、美しさや魅力や心地良さを支えることの一つが林間の逍遥にあります。四季折々、林の中を縫って歩くと、たとえば、しめやかな春雨と桜、新緑の青葉の匂い、梅雨の晴れ間の光、夏の緑陰、紅葉と時雨の音、冬枯れの風情や雪映えにも出逢えます。思いつくまま挙げただけでも、五感と関わる景観体験がすぐに浮かびます。こうした体験を保障してくれるのが、地元の方々の地道な保全活動です。地域の景観・環境資源として大切なものです。継続にはご苦労が多いと思いますが、無理のない範囲で引き継がれてゆくことを切に望みます。

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この記事に関するお問い合わせ先

都市計画部都市計画課 景観係
〒372-8501 伊勢崎市今泉町二丁目410番地 伊勢崎市役所東館4階
電話番号 0270-27-6279
ファクス番号 0270-23-0601

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