外来種について
外来種被害予防三原則
環境省では、外来種による被害を予防するため、外来種被害予防三原則を提唱しています。外来種対策は、生態系へ及ぼす影響を最小限にとどめることが重要です。外来種に接する際は、この原則へのご理解とご協力をお願いします。
- 入れない
悪影響を及ぼすおそれのある外来種を自然分布域から非分布域へ「入れない」 - 捨てない
飼養・栽培している外来種を適切に管理し、「捨てない」(逃がさない・放さない・逸出させないことを含む) - 拡げない
既に野外にいる外来種を他地域に「拡げない」(増やさないことを含む)
特定外来生物
外来種の中でも、外来生物法(「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律」)により、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼす恐れがあるものの中から指定された生物を特定外来生物と言います。
特定外来生物に指定された生物は、飼育や栽培、生きたまま運ぶこと、販売や譲渡、野外へ放すことなどが法律で禁止されており、違反すると罰則があります。
特定外来生物の情報提供について
市では、市内で発見した特定外来生物の情報提供をお願いしています。
提供いただいた情報は、侵入状況や定着状況の把握のほか、啓発資料として活用します。
市内の主な特定外来生物
アライグマ
カナダなどが原産の夜行性の動物です。
頭胴長40~60センチメートルで、目の周囲の黒いマスクと尻尾の縞々模様が特徴です。タヌキと似ていますが、タヌキは顔に白い部分がなく、尻尾は短く縞々の模様ではありません。
日本ではペットとして輸入されましたが、愛くるしいイメージに反して気性が荒く、放されたり逃げ出したりした結果、日本中で生息するようになってしまいました。
雑食性で、小型の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫などのほか、果実や野菜、穀物など何でも食べます。
本市では、農作物や家屋侵入などの被害が拡大しています。
特定外来生物ですが、鳥獣保護管理法により、許可なく捕獲や駆除することは禁止されています。
農作物などに被害を受け、駆除を希望する場合には、下記のリンクを確認してください。
(環境省提供)アライグマ
(環境省提供)アライグマ
セアカゴケグモ
オーストラリア原産の毒グモです。
体長はメスが15ミリメートル、オスが3~5ミリメートル程度で、オスは毒を持っていませんが、メスは毒を持っているので注意が必要です。
メスは体長が大きく腹部の赤色がよく目立ちます。
一方、オスは体長が小さく地味です。しかも、交尾後にメスに食べられてしまう運命にあり、それが名前の由来と言われています。
駆除する際は、咬まれないように足で踏み潰すか殺虫剤を使用してください。
市内で発見した場合は、市に情報提供をお願いします
(環境省提供)セアカゴケグモ
(環境省提供)セアカゴケグモ
クビアカツヤカミキリ
中国や台湾などが原産のカミキリムシです。
成虫の体長は25~40ミリメートル程度です。
幼虫がサクラやウメなどのバラ科の樹木を食害し、枯らしてしまいます。
成虫は6月から8月頃にかけて発生し、幹や樹皮の割れ目などに産卵します。孵化した幼虫は、木の内部に侵入し、内部を食べながら2~3年かけて成長し、成虫となります。
市内では多数の樹木が食害されていて、被害が拡大しています。
樹木を守るために駆除の協力をお願いします。
市では、対策として、駆除剤及びネットの配布事業を行っています。
クビアカツヤカミキリ(成虫)
(写真提供)エコクラブくわまる 様
クビアカツヤカミキリ(幼虫)
(写真提供)エコクラブくわまる 様
アカボシゴマダラ
アカボシゴマダラ
(写真提供)エコクラブくわまる 様
後翅の赤い斑点が特徴的な中国や台湾などが原産のチョウです。
成虫の体長は40~50ミリメートル程度です。
在来種のチョウと幼虫のエサが競合し、生態系に影響を及ぼす可能性があります。
一見、きれいなチョウですが、特定外来生物に指定されているので、生きたまま移動したり、飼ったりすると法律違反になります。
捕まえても虫かごに入れて持ち歩いたりせず、駆除するかその場で放しましょう。
オオキンケイギク
オオキンケイギク
北米原産のキク科の多年生植物で、高さは30~70センチメートル程度になります。
5月から7月頃にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせますが、一度定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまう可能性があります。
かつては観賞用・緑化用として導入され、工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていましたが、現在は特定外来生物に指定され、栽培は禁止されています。
自宅に生えているのを見かけたら駆除するようにしましょう。
根から引き抜いてすぐに捨てようとすると「生きたまま運搬」に該当してしまう可能性があるため、すぐに捨てることはできません。根から引き抜いたものを2、3日天日にさらして枯死させる等した後で、ゴミ袋に入れ処分してください。
場所によっては除草剤による駆除も効果的です。拡げないようにするためには、種子をつける前に駆除することが望まれます。
オオキンケイギクの栽培は法律で禁止されています!(群馬県ホームページへ移動します)
オオキンケイギクによく似た植物
オオキンケイギクとよく似た植物にキバナコスモス(下図右側)がありますが、こちらは特定外来生物ではありません。キバナコスモスは初秋に開花するほか、葉は細かく切れ込みのある特徴的な形をしているため、比較的簡単に見分けることができます。
オオキンケイギクの葉は細長いヘラ状
キバナコスモスの葉は細かく切れ込みがあり短い
条件付特定外来生物
条件付特定外来生物とは、外来生物法で特定外来生物に指定された生物のうち、通常の特定外来生物の規制の一部を、当分の間、適用しない生物の通称です。
飼育することや無償で譲渡することはできますが、販売したり野外に放したりすることは禁止されています。
条件付特定外来生物アカミミガメ・アメリカザリガニの規制について(環境省ホームページへ移動します)
市内に生息する条件付特定外来生物
現在、アメリカザリガニとアカミミガメの2種が指定されており、2種とも市内に生息していることが確認されています。
アメリカザリガニ
アメリカザリガニ
(写真提供)エコクラブくわまる 様
約100年前にウシガエルのエサとして20匹が持ち込まれ、現在は日本中で繁殖しています。
アメザリ、マッカチンなどと呼ばれたり、ザリガニ釣りで簡単に釣れたり、子供にも親しまれている生物です。
飼育されている個体も多い一方、水草を刈り取って水棲生物の棲みかをなくしたり、在来の水棲生物を捕食したりするなど生態系に強い影響を及ぼします。
国によっては、高級食材として人気があるようですが、寄生虫がいることがあるので、野外に生息している個体を食べることはやめた方がよいと思います。
市内では、河川や用水路など至る所で見かけます。
アカミミガメ
ミシシッピアカミミガメ
(写真提供)エコクラブくわまる 様
アカミミガメ属に分類される亀で、ミシシッピアカミミガメやキバラガメなどがありますが、日本の野外で主に見られるのはミシシッピアカミミガメです。
過去にミドリガメの名前でペットとして販売されており、身近な亀として知られています。
しかし、野外では、棲む場所やエサで在来の亀と競合したり、水草を食害したりするなど生態系に影響を及ぼします。
ペットとしての飼育は禁止されていませんが、野外に放すことは法律違反です。
寿命は約30年と言われており、成長すると体長30センチメートルになることもあるため、飼育には準備と覚悟が必要です。
市内の主な外来種(特定外来生物以外)
特定外来生物に指定されていないので、法律上の規制はありませんが、在来の生物に影響を与えたりする可能性がありますので、注意が必要です。
外来種被害予防3原則に基づいて、適切な管理をお願いします。
ナガミヒナゲシ
ナガミヒナゲシは、ヨーロッパ地中海沿岸原産のケシ科の一年草で、高さは20~60センチメートルまで成長し、4月頃から6月頃にオレンジ色の花を咲かせます。道端や空き地などの日当たりのよい場所でよく見られ、きれいな花を咲かせる一方で、繁殖力が強く、雑草化のリスクがあるほか、根からにじみ出る物質により、他の植物の生育を阻害することが指摘されています。
未熟な種子にも発芽力があるため、花茎が伸びる前に刈り取ることが望ましいですが、開花後に刈り取った際には、種子がこぼれ落ちないようごみ袋などに入れ、燃えるごみとして出してください。
ナガミヒナゲシ
花弁は4枚でオレンジ色
完熟前の未熟な実
この記事に関するお問い合わせ先
環境部環境政策課 環境企画係
〒372-0824 伊勢崎市柴町954番地 清掃リサイクルセンター21 管理棟2階事務室
電話番号 0270-27-2733
ファクス番号 0270-27-5388





更新日:2025年12月17日