赤堀歴史民俗資料館の出来事(令和3年度)

更新日:2023年07月07日

うれしい報告をいただきました(令和4年3月18日)

毎年、群馬県文化振興課で募集している「東国文化自由研究」は、古代東国文化の中心地として繁栄した群馬の歴史に触れ、郷土への愛着と誇りを深めてもらうことを目的に、群馬県内の小学生・中学生を対象に募集しています。

昨年の夏、東国文化自由研究のため、当館へ来館した何人かの小学生・中学生に、こちらも張り切って長々と説明させていただきました。

実はその後、「東国文化自由研究」で来館した小学生と中学生より、受賞した報告をいただきました。他の受賞者も、当館での情報や資料を活用して受賞されており、役に立てたようでうれしく思います。ぜひ自由研究で抱いた好奇心を忘れず、今後も様々なことに目を向けチャレンジしてほしいと思いました。

資料館も皆さんの役に立てるよう、こちらも多くのことを学び、研究し、その情報を発信していきたいと考えます。

自衛消防訓練を実施しました(令和4年3月11日)

消火器を使った訓練の様子です。

最後に水消火器で消火訓練

3月11日に、自衛消防訓練を行いました。2階展示室で火災が発生したと仮定し、実際に報知機を鳴らし、119番への通報、避難誘導の訓練を実施しました。大きな音で報知機が鳴る中では情報が聞き取りにくく、実際の火災では、さらに正確な情報の伝達が必要と感じました。

訓練だけで終わることを願います。

季節展「おひなさま」が始まりました(令和4年2月10日)

季節展おひなさまでは、資料館で収蔵するお雛様約100点を展示しています。

1階ホール 家庭毎に展示した雛人形

令和3年に寄贈されたお雛様も展示しています。

2階ホール 昨年寄贈された雛人形

平成18年度から継続してきました季節展「おひなさま」が始まりました。毎年、当館に寄贈いただいた雛人形の中からテーマを設けて展示しています。昨年は豪華な御殿飾りを一堂に展示いたしましたが、今年は家庭毎の数世代にわたる明治時代中頃から昭和40年までの雛人形をテーマとして、約100点を展示しました。

雛人形は、時代とともに変化しています。明治、大正期の大きな内裏雛、昭和初期から中頃のきらびやかな御殿飾り、昭和後半では段飾りを飾った方も多いのではないでしょうか。現代では小さい雛人形が好まれているようですし、親類からお祝いとして贈られた雛人形も、時代によって様変わりしています。

今回の季節展おひなさまでは、5軒のお宅より一括してご寄贈いただいた、2世代や3世代にわたる雛人形を、それぞれの家庭毎、時代毎に展示します。また昨年ご寄贈いただきました雛人形も展示しています。世代毎の雛人形の移り変わり、そして雛人形を通じて春の到来を感じていただければと思います。

令和4年3月21日(月曜日)まで開催しています。

古文書入門講座(令和4年2月4日)

古文書講座の様子です。

伊勢崎市図書館と共催で古文書入門講座を開催しています。テキストには地元伊勢崎市の史料を使い、元群馬大学講師の巻島隆さんに講師をお願いしています。

会場での受講申し込みは終了していますが、動画での受講はまだ受付中です。ぜひ申し込みしてください。

「密な古墳」を常設展示へ(令和4年1月25日)

企画展の展示の一部を常設展示に入れました。

令和3年12月まで開催しました企画展「密な古墳」の展示内容の一部を、常設展示に組み込みました。

展示企画段階より、古墳時代から古代へ展示内容が連続するように計画していましたが、本関町古墳群の成立から古代の役所跡である史跡上野国佐位郡正倉跡へと展開する常設展示となりました。

今後も企画展の開催を通じ、常設展示へその成果を反映していきたいと考えています。

埋蔵文化財パネル展が始まりました(令和4年1月8日)

埋蔵文化財パネル展の様子です。

新年の初展示になる埋蔵文化財パネル展が始まりました。毎年内容を変えて展示していますが、令和4年のテーマは「伊勢崎市の遺跡・国指定史跡編」です。数ある遺跡の中でも極めてその歴史的価値が高い遺跡が国の指定を受けた国指定史跡となります。伊勢崎市内に3箇所ある国指定史跡を紹介しています。

中世初頭に未完成に終わった用水路の女堀、古代佐位郡の役所跡だった上野国佐位郡正倉跡、平安時代に造られた寺院の十三宝塚遺跡を紹介しています。

2階ホールで開催中ですので、ぜひご覧ください。

清くんが40歳になった「清くんの家電生活」展示完了(令和4年1月5日)

清くんが40歳になった「清くんの家電生活」の展示状況の写真です。

新年明けましておめでとうございます。本年も赤堀歴史民俗資料館をよろしくお願いいたします。

さて、しばらく準備中でした昭和40年頃の常設展示「清くんの家電生活」の清くんパネルが完成しました。村役場勤務の清くんという設定ですが、服装などの昭和感にはイラスト製作者と細かな点で何度も修正し、やっと完成しました。

この展示は、既に展示している昭和9年12月16日の設定の「清くんの夕暮れ」と対になる展示です。清くんの年齢を物差しとして、昭和の時代変化を感じていただければと思います。

今年もコロナ禍でしたが・・・(令和3年12月24日)

資料館周辺の木々もすっかり落葉した様子です。

資料館周辺の木々もすっかり落葉しました。

今年こそはとコロナ終息に期待しましたが、まだまだ油断できない状況です。

昨年は事業の見送りや臨時休館が相次ぎましたが、今年はコロナ禍でもできることに取り組み、6月からの収蔵資料展「昭和のレトロな世界」や10月からの企画展「密な古墳」では、コロナ禍ではありましたが、多くの皆さんにご来館いただき手ごたえを感じました。

特に印象的だったのは、初めて来館いただいた人が多く、「こんなに多くの資料が展示されているとは思わなかった」とおっしゃる人が多くいらっしゃいました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

埴輪たち、お帰りなさい。(令和3年12月16日)

高崎市観音塚考古資料館の方が貸し出した埴輪を返却に来ました。

慎重に梱包されて埴輪も返却していただきました。

今月初旬まで高崎市観音塚考古資料館で開催された「群馬の中期古墳とその時代」に貸し出していた埴輪が、返却され戻ってきました。

貸し出した埴輪は、市指定史跡お富士山古墳の円筒埴輪と臼玉、同じく市指定史跡赤堀茶臼山古墳の円筒埴輪、鍔付壷形埴輪、そして釜ノ口遺跡の家形埴輪で、どれも当館の主役たちです。

近日中に常設展示に戻す予定ですが、赤堀茶臼山古墳の一部の埴輪は資料整備を行います。

寄贈資料を整理中です(令和3年12月1日)

寄贈された資料の整理作業をしています。

寄贈された板締絣の一括資料

企画展「密な古墳」と歌人澤浦盛衛パネル展を開催していますが、展示も中盤を過ぎた中、多くの皆さんにご来館いただき、一安心しています。

さて、企画展示が始まった中で、資料館では、皆様から寄贈いただいた資料の整理を行っています。今年になってから、500点を超える銘仙や、伊勢崎銘仙の板締絣の一括資料、企画展「昭和のレトロな世界」を開催した時には、昭和中頃の資料などの寄贈を頂きました。ご寄贈いただきました皆様には感謝申し上げます。

資料の整理は少しずつ進めていますが、皆様に公開できるよう収蔵資料展などで今後展示も検討しています。

歌人澤浦盛衛パネル展も開催中(令和3年11月3日)

令和3年11月3日(水曜日)から展示が始まった郷土の歌人澤浦盛衛のパネル展示の様子です

伊勢崎市三和町出身の歌人、澤浦盛衛のパネル展示が始まりました。澤浦盛衛は、昭和6年に31歳の若さで亡くなり、今年が没後90年の節目となります。写真家岡村文夫さんが撮影した歌の風景写真とともに、澤浦盛衛の想いを感じ取っていただければと思います。

令和3年12月26日(日曜日)まで開催しています。1階で「密な古墳」、2階で「澤浦盛衛パネル展」をご覧ください。

企画展「密な古墳ー群集墳のヒミツを探るー」が始まりました(令和3年10月15日)

企画展密な古墳の展示の様子です。古墳から出土した副葬品や埴輪を展示しています。
企画展密な古墳の展示の様子です。埴輪を中心に展示しています。

企画展「密な古墳―群集墳のヒミツを探る―」が始まりました。今回の展示では、古墳時代の密集した古墳がテーマです。群馬県は古墳王国ですが、伊勢崎市でも1500基の古墳が確認され、古墳時代後期の5世紀後半から7世紀の小規模な古墳が多くを占めています。これらの古墳は丘陵地などに密集して形成される群集墳と呼ばれ、多くの古墳が造られました。

今回の展示では市内の本関町古墳群、多田山古墳群、地蔵山古墳群を取り上げ、群馬県所蔵資料も借用し約100点の資料を展示しました。見どころは約20年ぶりに当館で展示する唐三彩陶枕の実物資料を初め、本関町古墳群の短甲の他、市指定史跡一ノ関古墳の発掘調査時の映像もご覧いただけます。唐三彩は実物とレプリカを並べて展示していますので、是非比べてみてください。令和3年12月26日(日曜日)まで開催しています。

案内板を新たに設置しました(令和3年9月24日)

資料館入口に案内板を新たに設置した写真です。

資料館駐車場からの入口に、新たに案内板を設置しました。駐車場から資料館を見た時に表示がないため、どんな施設であるかわかりにくかったのですが、大きな案内板で結構目立ちます。この案内板は以前館内で利用していたものですが、ステンレス製で丈夫なので張り替えて再利用しました。

令和3年9月24日(金曜日)から9月27日(月曜日)まで、資料の燻蒸(くんじょう)のため臨時休館となります。

「昭和のレトロな世界」を一部常設展示へ(令和3年9月14日)

収蔵資料展昭和のレトロな世界で展示した家電資料が常設展示されました

収蔵資料展「昭和のレトロな世界」が令和3年9月5日(日曜日)で終了しました。開催期間中は多くの皆さんにご来館いただき、ありがとうございました。

「昭和のレトロな世界」のその後ですが、早々に展示していました1階ホールより撤収し、一部を2階で常設展示しています。昨年リニューアルした昭和初期の展示「清くんの夕暮れ」と連動する昭和30年代から40年代の展示「清くんの家電生活」として、今後さらに手を加える予定です。

市指定史跡丸塚山古墳の石棺が屋外展示に加わりました(令和3年8月6日)

台所山古墳の石棺と新たに屋外展示した丸塚山古墳の石棺の写真です。

台所山古墳の石棺(左)と丸塚山古墳の石棺(右)

新たに展示した丸塚山古墳の石棺の写真です。

丸塚山古墳の石棺の一部

三和町にある市指定史跡丸塚山古墳の石棺の一部を、資料館で屋外展示することとなりました。石棺は本来、6枚の板状の石で構成される全長220センチメートルの箱型石棺だったのですが、大半が失われ3点を展示しています。最も大きい石は横約220センチメートル、縦約80センチメートルで、石棺を組み合わせるための溝が彫られています。5世紀後半に赤城山南麓最大の古墳だった丸塚山古墳の被葬者は地域の王者であり、王者にふさわしい大型の石棺です。以前から展示している台所山古墳の石棺と比べると、その大きさがわかります。看板もお手製ですがリニューアルしました。

(注意)群馬県は令和3年8月8日(日曜日)から8月31日(火曜日)まで、まん延防止等重点措置の適用を受けました。当館は感染防止対策を行った上で開館します。来館の際は、体調に十分留意して来館してください。

土器ドキクイズラリー始まりました(令和3年7月21日)

8月29日(日曜日)まで開催する土器ドキクイズラリーのチラシです。

夏休み中の小学生を対象に「土器ドキクイズラリー」が始まりました。資料館展示室内の4カ所のクイズポイントを探し、展示されている土器や埴輪をモデルにした土器ドキモンスターたちの出題する3択クイズです。参加した人には、当館オリジナル土器ドキモンスターステッカーをプレゼントします。

8月29日(日曜日)まで開催しています。夏休み中の小学生の参加をお待ちしています。

市指定重要文化財「境街糸市繁昌之図」を貸出(令和3年7月13日)

市指定重要文化財「境街糸市繁昌之図」を県立近代美術館に貸し出す様子の写真です

専門の業者の方により、丁寧に梱包されています。

当館所蔵の市指定重要文化財「金井研香筆 境街糸市繁昌之図」を含めた3点が、群馬県立近代美術館で令和3年9月15日(土曜日)から開催される展覧会「関東南画のゆくえ 江戸と上毛を彩る画人たち」で展示されるため、貸し出しをおこないました。

 

赤堀幼稚園の皆さんが見学しました(令和3年7月6日)

赤堀幼稚園の皆さんが「昭和のレトロな世界」の展示を見学しています。

資料館に隣接した赤堀幼稚園の皆さんが、「昭和のレトロな世界」を見学しました。「みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんが使っていたよ」と説明しましたが、一番反応が良かったのは「手回し式洗濯器」でした。何に使ったのか聞いてみたら、「アイスを作る道具」と反応があり、ほっこりさせていただいた説明でした。

昭和のレトロな世界をNHK前橋放送局が撮影しました(令和3年7月1日)

NHK前橋放送局による収蔵資料展「昭和のレトロな世界」の撮影が行われた様子です。

令和3年6月22日(火曜日)から開催している収蔵資料展「昭和のレトロな世界」が、NHK前橋放送局「ほっとぐんま630」に取り上げられることとなり、収録をおこないました。

長時間に及ぶ収録でしたが、緊張しつつ展示の見どころがご紹介できたかなと思います。

放送はNHK前橋放送局「ほっとぐんま630」(平日午後6時30分から7時放送)で、7月5日(月曜日)から9日(金曜日)までの5日間連続放送です。1回あたりの放送は2、3分ですが、5つの展示テーマを日替わりで紹介するそうです。

放送は変更になる場合もあります。

赤堀小学校6年生の皆さんが地域の歴史を学習(令和3年6月23日)

赤堀小学校6年生が地図模型で遺跡の立地を学習しています。
赤堀地区のマンホールに描かれる家形埴輪の説明を受けています。

令和3年6月22日(火曜日)、6月23日(水曜日)に赤堀小学校6年生の皆さんが歴史学習のため来館しました。6年生になり歴史の授業が始まったところですが、歴史の授業の感想を聞くと、「難しい」「楽しい」と話してくれました。展示された土器や埴輪を通じ教科書の中にはない、地域の歴史を知ってもらえたのではないでしょうか。

ようやく再開です(令和3年6月22日)

昭和のレトロな世界では昭和の家電など展示していますが、花柄のキッチン家電がおすすめの写真です。

ようやく臨時休館も終わり、令和3年6月22日(火曜日)から再開することとなりました。

収蔵資料展「昭和のレトロな世界」もご覧いただけるようになり安心しました。この展示は5つのテーマで展示していますが、その中でも「キッチンに花が咲く」では、昭和40年代前半から流行した花柄の魔法瓶、電子ジャーなど展示しています。今では見かけなくなった花柄のキッチン家電ですが、昭和生まれの人は覚えているのではないでしょうか。

他にも多数展示していますので、是非間近でご覧ください。

収蔵資料展「昭和のレトロな世界」(令和3年6月18日)

収蔵資料展昭和のレトロな世界の展示準備が整い、資料館ホールに昭和レトロがズラリと並んでいます。
昭和30年頃の洗濯機と花柄の電子ジャー、魔法瓶が展示されています。

久しぶりの更新となってしまいました。令和3年6月20日(日曜日)まで臨時休館ですが、6月18日(金曜日)から開催予定だった収蔵資料展「昭和のレトロな世界」の展示準備が終わりました。

今回の展示は、昭和30年代から40年代にかけての家電製品を中心とした展示です。昭和30年代、40年代は高度経済成長期を迎え、テレビ・冷蔵庫・洗濯機の三種の神器が普及し、大量生産・大量消費の中で日本人のライフスタイルは大きく変わっていきました。「昭和レトロ」を通じて、私たちの暮らしの原点を振り返ります。

本展示は、当館がこれまで収集してきました約50点の資料を展示いたします。多くの皆さんに寄贈していただきありがとうございました。あとは開館できる日を願うばかりです。

季節展おひなさま 片付け中(令和3年4月23日)

季節展おひなさまで使用した御殿飾りを片付けています。

期間を延長して開催した季節展おひなさまですが、4月18日(日曜日)に展示は終了し、片付け作業を行っています。

御殿飾りは分解して片付けることが出来るようになっていますが、とても部品が多く、また人形や付属品もあるため、他の御殿飾りと混同しないように、慎重に片付けをしています。

今回の展示では、当館所蔵の御殿飾りを全て展示したので、片付くまでには時間がかかりそうですが、来年の展示に向けて丁寧に片付けたいと思います。

資料館のヤマザクラも満開です。(令和3年4月8日)

資料館のヤマザクラが満開です。
イチョウの木で作ったベンチ

資料館のヤマザクラは例年4月下旬に咲きますが、今年はすでに満開になりました。今年は春が早いですね。

伐採したイチョウの木を使って、テーブルとベンチを資料館前に配置しました。先日、このテーブルでランチを楽しんでいる人をお見掛けしました。陽だまりでの一休みに、ご利用ください。

この記事に関するお問い合わせ先

赤堀歴史民俗資料館
〒379-2204 伊勢崎市西久保町二丁目98番地
電話番号 0270-63-0030
ファクス番号 0270-63-0087

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